活動日記  

県・県教育委員会・ならチャレンジドの恊働事業「地域社会で生きる!」特別支援生徒の社会参加および就労支援

活動日誌 2012年3月

2012年(平成24年)3月1日

地域の社会人(プロ)の気迫と技術を学ぶ!

奈良養護学校 社会参加・就労講習(食生活、就労)

●高等部1年、2年、3年生
【講師】: 大庭 明美さん(五條市西吉野町で梅干し製造業)

【テーマ】
「食品の安全性や、健康に生活するためには、おいしくご飯を食べることの重要性を学ぶ。卒業後の自立生活でバランスのいい食生活を続けるための秘訣を学ぶ。



【当日の様子】  
パワーポイントで五條市西吉野町の風景を見ながら、梅干しの出来るまでを勉強しました。いろいろな過程を経ておいしい梅干しが出来ることを学びました。  
また、大量に作ることの大変さを知ることが出来ました。  
自分の家で食べるのではなく、お客様に提供するということで、衛生管理を徹底して行うことの大事さを学びました。  
その後、梅干しの効能を聞き、毎日食べている生徒が自慢していました。  
講師の大庭先生から、『この仕事に携わって』苦労したことやうれしいことを、お話しいただき、生徒みんな「大変やな~」とか「お客さんに喜んでもらえるっていいよね~」と感想を言い合いました。  
メインイベントの試食会。梅干しだけを食べてみんな一同に「すっぱい」を叫びました。おにぎりに入れて食べるとやっぱり「おいしいね」と完食しました。  
違った食べ方で、マヨネーズに混ぜてサラダのソースとして食べました。「イメージと違った」と変化を楽しみました。  

【この取り組みについて】  
毎日のように食べている梅干しが、どのように出来ているのか実際に、目で見て実感が湧いたようでした。また、大量に作ることの大変さと、提供するための衛生管理について学習できました。これは、学校給食に場面でも考えられるので勉強の幅が広がりました。  
仕事に就く心構えを具体的に提示していただいたので生徒にわかりやすく理解できました。  おいしく食べることで、健康的でバランスのよい食生活を送ることが出来ることを知り、毎日の生活に活用することを学びました。

県立奈良養護学校 京田保敏 教諭