活動日記  

県・県教育委員会・ならチャレンジドの恊働事業「地域社会で生きる!」特別支援生徒の社会参加および就労支援

活動日誌 2017年 9月

2017年9月9日

アート・就労・暮らしをつなぐフォーラム(1部)

●2017年9月9日 ●奈良県文化会館小ホール
【主催】奈良県特別支援学校長会、NPO法人ならチャレンジド
【共催】第32回国民文化祭奈良県実行委員会、第17回全国障害者芸術・文化祭実行委員会奈良県、奈良県教育委員会
【後援】市町村人権・同和問題「啓発連協」

ろう学校ダンス同好会

司会:磯知晴くん、平田梨紗さん

水野長志郎 奈良県特別支援学校長会長


一松旬 奈良県副知事

江川美奈子 NPO法人きららの木理事長


高岡哲也さん(奈良養護学校卒)

塚田成哉さん(ろう学校中学部3年)


寺田悠希さん(大淀養護学校高等部1年)

祭原良介さん(西和養護学校高等部2年)


永富 太郎さん(奈良養護学校高等部2年)

土井 将也さん(盲護学校高等部2年)



一松副知事ときららの木利用者のみなさま

【作品説明】
●県立奈良養護学校卒業生 高岡 哲也
初めまして、高岡哲也です。
今回の作品は、紫舟さんとのコラボレーションで、どんな時でも、いつも楽しくという僕の思いを書きました。
たくさんの記者の皆様に囲まれて初めて、手が震えました。

●県立ろう学校 中学部3年 塚田 成哉
奈良県立ろう学校中学部3年の塚田成哉です。
4月に中高部の写生会で奈良公園に行って、春日大社の絵をかきました。
かくのが難しかったのは、木の影と石のとうろうです。影らしく見えるように表現を工夫したり、細かいところまで形をよく見て、納得がいくまで、何回もかき直しをしたりしました。 
集中して、頑張ってかくことができました。

●県立大淀養護学校 高等部1年 寺田 悠樹
大淀養護学校 高等部1年3組の寺田悠樹です。
ぼくは日本や外国のいいなぁと思った写真を選んで切り取ってはりました。 
真ん中に自分をかきました。 旅行や温泉が好きなので、これからいろんな所へ行ってみたいです。

●県立西和養護学校高等部1年 祭原 良介
『リオオリンピック2016』という作品は、中学部の時、美術の授業で描きました。
リオオリンピックで活躍した選手の中で、メダルをとったテニスの錦織選手と卓球の水谷選手の2人を描きました。勝った時の「やったぁ!」という表情がとても良かったからです。
写真を見ながら背景も丁寧に描きました。
割り箸ペンと墨で下書きをしてから、色鉛筆でしっかりと色を塗りました。
疲れたけど、頑張って完成させたときは嬉しかったです。

●県立奈良養護学校 高等部2年 永富 太郎
これは、太陽の顔という作品です。車のホイルやキャップなど使わなくなった物で作りました。黄色を全体にぬって、明るい顔になるようにしました。
次に、青色をぬり、さわやかな雲を思い浮かべてぬりました。そして、金色と銀色は、よりきれいに見えるようにぬっています。
顔の部分で一番見てほしいのは鼻です。洗剤の計量カップ使って大きくてすてきな鼻を作りました。

●県立盲護学校高等部2年 土井 将也
みなさんは、指文字を知っていますか?
聴覚に障害を持つ人が使う指で文字を表すものです。盲学校では、となりのろう学校のみんなが使っている指文字について学び、指文字で言葉を作って、それを彫刻作品に作っています。今回は、「いきる」と「みらい」という連作品を展示させていただいています。 盲学校の作品は、触って鑑賞していただいて結構です。ゆっくり触っていただいて、触覚でも作品を味わっていただければうれしいです。




会場いっぱいの約320人が集い、熱気ムンムンの中、ろう学校ダンス同好会のリズミカルなダンスで開幕。
水野長志郎奈良県特別支援学校長会長の主催者挨拶に引き続き、一松旬奈良県副知事(第32回国民文化祭奈良県実行委員会 副会長、第17回全国障害者芸術・文化祭実行委員会 副会長)から共催のご挨拶、ゲストとして江川美奈子NPO法人きららの木理事長からご挨拶をいただきました。江川さんは、昨年、総理官邸にて内閣府から「女性のチャレンジ賞」を受賞されました。この賞は、NPO法人や地域での活動などにチャレンジして、輝いている女性に贈られるものです。江川さんは、障害のある子どもたちのために、これまで大いに奔走され、その功績が認められたのです。
 いよいよ6人の卒業生、生徒たちの登場です。実に堂々と舞台でアート展へ出展している作品説明を行い、参加者の心へ響きました。本人の言葉は最高です!
ここで、1部終了、休憩。

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