活動日記  

県・県教育委員会・ならチャレンジドの恊働事業「地域社会で生きる!」特別支援生徒の社会参加および就労支援

活動日誌 2018年 6月

2018年6月10日

NPO法人ならチャレンジド総会 記念講演

病院、高齢者施設からのレポート

~職場実習から就労へ!~
◎2018年6月10日(日) ◎奈良県社会福祉総合センター

【講  演】奈良県総合医療センター看護師長 繁野房世氏
奈良市和楽園施設長 竹内義朋氏

奈良県総合医療センター看護師長 繁野房世氏

・当センターは5月に新病院(430床)へ引っ越し、県北和地域の高度急性期医療の基幹病院です。
・私は高等養学校の見学へ行き、元気で明るく礼儀正しい2人を見て、実習が楽しみになりました。
・看護助手さんと実習内容をすり合わせ、専門用語は使用しないで、4回の実習では段階的に進め、 最後は2人がひとりで業務ができるようになりました。
・2人が楽しく患者さんと接する姿、お願いした以上に気をつかってくれる姿を見て、採用を決めま した。
・2人は社会人として仕事への意欲、自立心が芽生えており、私たちは2人が働きやすいように支え ていきます。

奈良市和楽園施設長 竹内義朋氏

・当法人は、市民からの浄財や寄付で1932年設立、民生委員が主体となった珍しい法人です。
(全国で2ケ所)
・5年前、障害者雇用でお世話になった“ならチャレンジド”さんへ2017年11月、相談し、指 導を受け入念な作業手順書を作成しました。
・担当者を決め、具体的に作業を説明し、繰り返し実習。
2人は、まじめで一生けんめいに作業を丁寧にしてくれ、笑顔がよく、素直に喜んでいる姿が新鮮 でした。
・2人の成長、人生にエンパワーメントできる和楽園なのかを自問し、その責任において採用を決断しました。
・2人の力で和楽園が成長することが社会への恩返しです。

【インタビュー】奈良県総合医療センター看護補助員 溝下弓恵さん(高等養護学校卒)
奈良県総合医療センター看護補助員 津川摩弥さん(高等養護学校卒)
奈良市和楽園施設管理員  辰巳恭平さん(高等養護学校卒)
奈良市和楽園施設管理員  国廣琴音さん(奈良東養護学校卒)
*安井昇先生(高等養護学校進路担当教諭)がインタビューしました。

今春、就労した4人は、働きたいと思った動機、仕事でうれしいこと、初めての給料を何に使っのか、今後の目標、後輩たちへのメッセージ等をしっかりと語りました。
就労支援者、教育研究所の先生、保護者、高等養護学校3年生が感想を述べ、参加者の思いが交流されました。

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