職場実習

2011年 職場実習

2011年(平成23年)3月23・25日【奈良養護学校 高等部2年生】

積水化学グループ 立積住備工業株式会社 職場実習
~ 新しい自分に出会う ~

点検口蓋落下防止ひも作り
カウンターバリ取り
プレス機操作
パソコンで実習報告資料作り

点検口蓋落下防止ひもを作る時、最初はどうしたらいいのかわからなかったです。でもなれていくうちに楽しくなって上手にできました。
カウンターのバリ取りとプレスの体験をしました。少しむずかしかったです。
パソコンで実習資料作りをしました。なれてきたら楽しくできました。
2日だけだったけど楽しく実習ができました。しょうらい立積住備工業にしゅうしょくしたいです。

県立奈良養護学校高等部2年 中村 智子

昨年6月の社会参加・就労セミナーで、赤川さんに出会ってから中村智子さんは大きく成長しました。
「やってみたい。」と思ったことは教員に相談する姿勢が多くなりました。
今回の実習も、「11月に行った立積住備工業で実習したいんですができますか?。」と直接申し出があったのですぐ森安取締役管理部長にお電話しました。快く受けていただき、中村さんに伝えると「頑張ります。」といい返事が返ってきました。
生徒達の「やってみたい。」と思うことに、これからも後押ししていこうと思います。

県立奈良養護学校 進路指導担当 京田保敏

いろんな不自由さはあるのだけど、それは社会のためにそれを背負うのだと、みなさんが決めて生まれてきたからです。智子さんは誇りを持って自分の道を歩いてほしいと思います。
この実習では、本当は、新しい自分に出会うような、高いハードルを用意していました。実現しませんでしたが、またどこかでそんな経験をしてください。それは自分の可能性を開くだけでなく、社会の可能性を開くことです。
挑戦し続ける気持ちと、何よりその笑顔があれば、幸せは向こうからやってくると、私は信じています。

立積住備工業(株)取締役管理部長 森安英憲

「立積住備工業で実習したい!」 中村智子さんは進路の先生へ自ら申し出、学校では異例の春休み期間中の実習となる。昨年11月、職場見学において従業員の親切や優しさに感動し、「ここで就職したい!」と強く心に決めた智子さん。
森安さんは「新しい自分に出会う体験を!」と、ユニットバス排水口のカット作業(かなり高度な技術)を計画。東日本大震災で部品の供給がストップし、残念ながら、今回は見送りとなる。限られた実習となるが、笑顔がいっぱい!
昨年6月に出会って以来、智子さんが変わっていく姿は、とてもうれしい。驚くばかりだ!
小さな成功体験(職場実習)をするたびに、自信であふれた顔になってきている!
誰もが輝く“力”を秘めている。

NPO法人 ならチャレンジド

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