職場実習

2010年 職場実習

2010年(平成22年)10月18〜22日【白河総合文化支援学校2年生】

積水化学グループ 立積住備工業(株) パレットの修理等

立岡 健哉さん
木製パレット修理・担当社員
市岡(左)、柳本(中央)奈良県立高等養護学校卒
点検口蓋プレス・加工
点検口蓋部品作成 ・担当社員
松本 奈良県立高等養護学校卒

実習職場
  
1.点検口蓋プレス・加工
2.パネル裏打材圧着
3.木製パレット修理
 

ひと月前の文化祭で初めて会ったときは、立岡君は小さく見えて、「大丈夫か?」と思ったものです。 チャレンジする気持ち、目標をかかげてがんばること。実習での彼の全力の姿勢に私たちは圧倒されました。
地域をこえたこの実習は奈良新聞社の取材を受けました。記者の取材は2日間延べ4時間に及び、実習生と私たちの思いをよく反映した記事となりました。
実習後の社内の会議では、実習生によって浮き彫りにされる不安全な職場環境、非効率な作業ルールが話題にされ、次回の実習からは、実習を社員教育・研修の場でもあると明確に位置づけ、会社の改善活動の一環として行うことを確認しました。
私たちは特別支援学校の生徒たちと出会うまで、目の前にある大切なことに30年以上も気づかずにいました。実習は私たちの学びの場です。立岡君、白河総合支援学校のみなさまに感謝します。

また、この実習を担当してくれた特別支援学校卒の3名の社員は、わずか1年や2年前に私たちの会社に実習にきたものです。この彼が彼女が一人前になる日がくるのだろうかと思った日がありました。 それがこんなに立派になって、同じ苦労をする者として気持ちの通じる指導をしてくれました。彼らの見違えるような姿に感動したことも、この実習の大きな収穫です。

立積住備工業 取締役管理部長 森安英憲

まだまだ未熟だけど、いつでも本気でやりきる。 いいことがたくさんあった。まだまだ、ここで働きたい。 京都から遠い北陸、中部地方とかでも実習をしたい。

(立岡健哉さん)