活動日記

活動日誌 2009年10月

2009年(平成21年)10月14日

ホテル日航奈良 奈良県高年齢者・障害者雇用フェスタ


司会
大前友利さん(県立高等養護学校)感想
吉岡正貴さん(県立高等技術専門校販売実務)感想
受付け
県立奈良東養護学校 高等養護部 1年生

よくがんばった大前さん

奈良県立高等養護学校長 上村 武

4月も終わりの頃、赤川さんから10月にある「高年齢者・障害者雇用フェスタ」の司会や受付に学校の生徒も参加させられないかという誘いがありました。昨年参加したことを思い出しながら、受付ぐらいなら引き受けてもよいのではと思っていましたら、話はどんどん進んで、司会の大役を引き受けることになりました。
当初は本校の生徒で大丈夫かという不安もありました。しかし、1か月前から練習が始まり、高等技術専門校の吉岡君のリードのもとそんな不安もなくなりました。当日、正々堂々とした態度には思わず目頭があつくなりました。

このような機会を計画していただいた赤川さんをはじめ主催者の奈良県、奈良県雇用開発協会役員のみなさんに感謝申し上げます。また、いちばん頑張った大前さんに「立派な役目を果たしたよ」という言葉とともに、あらためて大きな拍手を贈ります。

生徒にとって貴重な体験

奈良県立奈良東養護学校長 宮阪 豊

平成21年度奈良県高年齢者・障害者雇用フェスタがホテル日航奈良で開催されました。
今年度は奈良東養護学校高等養護部の生徒も受付の補助係として、微力ながら参加させていただきました。
生徒たちにとって、貴重な体験をさせていただきました。主催者各位のご理解とご協力のたまものと重ねて感謝、御礼申し上げます。本校生徒の持てる力をますます向上させて参りたいと思っております。
今後ともご支援よろしくお願いいたします。

感動の雇用フェスタ

奈良県立高等技術専門校長 大森 淳宏

吉岡君、大前さん、奈良東養護学校の生徒のみなさん、ご苦労様でした。
「奈良県高年齢者・障害者雇用フェスタ」で司会という大役を立派に果たされたことは、私達関係者はもちろんのこと、当日参加された皆さんも感動されたのではないかと思います。
奥田副知事も挨拶の中で、「雇用フェスタに今回、障害者の皆さんが一緒に取り組んでいただいたことは素晴らしい!」「県として、障害者が活躍できる機会をどんどん創出したい。」と言われました。
本校販売実務科(知的障害者の訓練コース)吉岡君の活躍は、事業所の皆さんに就職を希望し訓練に励んでいる販売実務科訓練生の優秀さが解ってくれたのではないかと思います。
今後もこのような取り組みを続けることにより、販売実務科訓練生の就職先拡大、そして障害者の職業的自立への一歩になればと思います。

ワクワク、ドキドキ・・・

【保護者】 高等養護学校 信 豊子

本校の大前さんと高等技術専門校の吉岡くんが司会をすると聞き、我が子のように“大丈夫かなぁ?”“落ち着いてガンバレ!!”と心の中でエールを送りつつ、ワクワクドキドキしながら参加させていただきました。
開会前の大前さんは思っていたよりリラックスし、笑顔もあり、本番では落ち着いた様子で大きくしっかりした口調で司会進行している姿に安心し、感心しました。
そんな姿を見ながら、“知的障害者の雇用についてまだまだ偏見や先入観があり難しい状況なので、私達親も子どもをもっと見て知ってもらう為に社会活動にどんどん参加しないといけない!!健常者の人達に障害者への理解を広く持ってもらえるよう私達親は努力しないといけない!!”と改めて思いました。
大前さん達が参加させていただいた事で、来賓の方々はじめ多数参加された県内事業主の方々に障害者は十人十色様々であり、個々の能力も多種多様で、周りの理解と協力があれば健常者と同じように社会経済活動が充分出来る事を強くアピール出来たと思います。
大役を無事果たした大前さん、吉岡くん、ご苦労様でした。

大きな意義があった

【保護者】 高等養護学校 澤山 裕美

初めての試みとして、今年度は高等技術専門校販売実務科の吉岡君、高等養護学校生徒会長の大前さんが司会進行を行いました。養護学校出身の生徒たちが自ら運営に参加でき、立派に役割を務めたことは大きな意義があったと感じました。今回のフェスタに参加し、年齢や障害の有無にかかわらず、働くことができる社会を実現させるために何が必要なのか?それぞれが何をしなければいけないのか?を考える機会となりました。
現在、高等養護学校に通う息子は、将来、社会に出て人の役に立てる仕事がしたいという希望を持っています。その希望を実現するために、今、どんな力を、どんな方法で身につけさせるかを本人・保護者・学校と共に考えながら進めていきたいと思います。

この経験が困難に立ち向かう力になる

【保護者】 高等技術専門校 吉岡 弘子

この度、高年齢者・障害者雇用フェスタの司会を分担するという大役をいただきました。
親の私たちも、進行表の原稿を練習する本人を見守りながらやり遂げられるかと心配していました。
関係者の皆様の支援により、大役を全うすることができたようです。
本人も不安であったと思いますが、やり遂げられたことで成長し、とてもよい経験をさせていただきました。
この経験が、本人にとっては少し困難なことがらにも立ち向かっていく力になると喜んでいます。このような機会を与えていただき、関係者の皆様には大変感謝しております。ありがとうございました。
また、不況のなかで多数の企業が障害者の雇用に貢献されていること、
賞を受けられた勤労障害者の方々がおられることに希望を与えられました。
自立へ向けて努力していきたいと思います。

達成感の笑顔が最高!!

【教 員】高等養護学校 進路指導部 辻  善文

練習中、何度も「大丈夫、もう完璧やで。」といった言葉を繰り返しましたが、
それは司会の二人にかけているのか、自分に言い聞かせているものなのかわからないほど
私自身も張りつめた数週間を過ごさせていただきました。
平井事務局長様はじめ雇用開発協会の皆様にご尽力いただき、
会場の下見とともに、本人たちとのリハーサルも行っていただきました。
当初は不安そうな表情だった二人も、練習など事前の取り組みを進めるにつれ、
少しずつ自信をつけている様子が見受けられました。
当日、“本当に大丈夫だろうか? 読み間違えないだろうか? アクシデントは?”と冷や冷やしながら、いらぬ心配をする私たちを尻目に、二人は実に堂々と役割を果たしてくれました。
フェスタ終了後の記念撮影で見せてくれた、達成感と解放感に満ちあふれた笑顔が最高でした。
二人とも、日々の学習・訓練場面や職場実習とは違うかたちの経験をさせていただくことで、
また一回り成長してくれたことと思います。

毎日の練習

【教 員】高等技術専門校販売実務科 専門指導員  千葉 隆昭

現在、販売実務科では20名の訓練生が就労に向けて日々訓練に取り組んでいますが、
先輩たちが表彰を受けられる司会させていただくことは光栄なことだと思います。
吉岡君は、毎日のように練習を重ね、この大役を無事に終えてくれたと思います。
今度は後輩たちに司会をしていただいて、
自分が表彰を受けられるように頑張っていってもらいたいと思います。