活動日記

活動日誌 2011年 2月

2011年(平成23年)2月25日

積水化学グループ・立積住備工業 森安英憲取締役管理部長が講演
●NPO法人日本ポーテージ協会奈良やまと支部 
●奈良市生涯学習センター




NPO法人日本ポ-テ-ジ協会奈良やまと支部は、「子どもの早い段階から就労を考えよう」との趣旨で年に1回、「就労セミナー」を開催しています。保育園から高校生までの障害あるお子さんをもつお母さん方26名のご参加がありました。
森安取締役管理部長は、立積住備工業での取り組みを講演しました。講演後、参加者との意見交流は1時間に及びました。

【お母さん方の感想】
「まだ早いと思っていましたが、就労に向けての準備を考えるいい機会になりました」
「一般就労は無理と思っていましたが、それも考えてみようと思いました」
「養護学校を出て最初の就労は、一般企業を目標にしたほうがいいのでしょうか」
「親にいちばん望むことは何でしょうか」
「給料はいくらもらえるのでしょうか」
「みなさん自力通勤されているのでしょうか」
「障害児の親ではないのに、障害児のことを理解してくれる人がいることがうれしい」
「この話をもっと多くの人に聴いてもらいたい」

【NPO法人日本ポーテージ協会奈良やまと支部 萩原和恵 支部長】
一般企業(立積住備工業株式会社)より、障がい者の実習の受け入れや雇用までの経過と現場で生き生きと仕事をする様子を聞きました。
その内容とは、講演者のやさしく温かい行動に支えられ、一人の人として認められた環境の中で、彼らの持っている几帳面さととびぬけた才能が活かされていました。また、彼らが努力したり、工夫したりする様子も写真を交えてお話されたのでわかりやすかったです。
また、会社も彼らに歩みよっていきました。彼らが出来ないことをできるように改善したことで、他の人も解りやすくなったことや、彼らを雇用したことで、今まで以上に成果が出てきたとのことでした。
この話に感動した参加者は、将来への不安を払拭し、希望と勇気を与えられたと感じました。
講演後、参加者全員に感想を聞きました。
感動のあまり涙して語っている人もいました。また、「こんなに障がい者のことを思っている人がいるなんて!」と言われた人も多くいました。「こんな人に出会えてよかった」と感じた一時だったと思います。そして、明日へのパワーになったと信じています。
参加者の感動の一部を紹介します。
「明日が信じられるようになった」
「前向きに頑張ります」
「日々の生活に追われて目先が見えなかったが、頭をあげさせてもらった」
「少しでも多くの実習の機会を与えてほしい」
「社会がいい方向に変わってほしい」
「子どもの可能性を信じること」
「親もがんばります」
この企画をして本当によかったと喜びを感じています。今後、障がい者を受け入れる開かれた企業が増えれば、社会全体がいい方向に向いていくのではないでしょうか。
参加者の皆さん、講師の方!感動をありがとうございました。

【森安さんの感想】
このお母さん方につらい思いをさせているこの社会を変えていこう、障害のある子どもたちの笑顔を曇らせるような私たちであってはならない、と強く思いました。
切実な思いを伝えてもらういい機会をいただけたことに感謝しています。

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