活動日記  

県・県教育委員会・ならチャレンジドの恊働事業「地域社会で生きる!」特別支援生徒の社会参加および就労支援

活動日誌 2011年 6月 (7月)

2011年(平成23年)6月17日・24日 7月8日

“特色ある学校づくり”
県立高等養護学校「ビルクリーニング」授業
●講師:(社)奈良県ビルメンテナンス協会


6月17日 9:20~10:10 講習:NPO法人ならチャレンジド 赤川義之
  10:20~12:10 実技:(社)奈良県ビルメンテナンス協会
6月24日 9:20~12:10 実技:(社)奈良県ビルメンテナンス協会
7月08日 9:20~10:10 実技:(社)奈良県ビルメンテナンス協会
  10:20~12:10 アビリンピック【校内選考会】

今回は、「ならチャレンジド」の赤川さんをはじめとして「奈良県ビルメンテナンス協会」のプロの方にご協力いただき、7月末に行われるアビリンピック奈良大会に向けて3回にわたり「流通・サービス」の授業の中で実技講習を行っていただきました。
もちろん、モップやダスタークロスによるビルクリーニング作業は初めての生徒ばかりですから、最初は道具の基本的な使い方から一つ一つ丁寧に指導いただきました。
後ろにさがりながらのモップかけやS字にモップを扱う動作など肩に力が入りすぎてガチガチの動きになってしまい5分も作業をすれば「疲れた~」「腕が痛い~」と訴えていた生徒たちも回を重ねるごとにコツを少しずつ掴んでいき、最終日に実施した校内での模擬大会では緊張しながらも、練習で身につけた力を発揮してくれていました。
授業の枠内ではありますが、今回のように外部講師の方から熱心に指導いただけることで、普段の授業では見られないような集中力を生徒から引き出していただいたように感じました。
また、今回の校内選考会で選ばれた5名の生徒の特別練習にも引き続き講師として指導していただきながら大会に向けて取り組んで行く予定です。

奈良県立高等養護学校 教科担当 松本 秀樹

“特色ある学校づくり”の一環で、2年生「流通・サービス」コース16名の授業で初めて、外部講師によるビルクリーニングを取り組む。二階堂養護学校から生徒1名も交流で参加。昨年度はアビリンピック出場にむけ2年生の課外活動(自主活動)で取り組んだ。 奈良県ビルメンテナンス協会の講師は、どのように教えればと戸惑いつつも、「体で覚える」ことに徹した。モップの先・柄をもちながら、体で実感してもらえるようにくり返し教えた。 モップを持ったことがなく、ぎこちない生徒たちであったが、その成長には驚かされた。最終日の校内コンテストでは、粗削りだが、見事なものである。わずかこれだけの時間で、ここまでできるとは、驚きである。生徒たちの「伸びしろ」=可能性を改めて再認識した。たまたま今回はビルクリーニングだが、いろいろなことに挑戦すれば、もっと可能性が拡がることを確信した。 アビリンピック奈良大会(7月28日)に選考された5名のみなさん! 大会にむけ、特別講習をまた取り組みましょう。

NPO法人ならチャレンジド