活動日記  

県・県教育委員会・ならチャレンジドの恊働事業「地域社会で生きる!」特別支援生徒の社会参加および就労支援

活動日誌 2012年 2月

2012年(平成24年)2月16日

地域の社会人(プロ)の気迫と技術を学ぶ!

奈良西養護学校 高等部「しごと」(窓ガラスクリーニング)

高等部3年生 8名
【講師】:ダスキン菜畑
~ プロの仕事を見て清掃活動への意欲を高める!! ~



3学期の授業として、卒業を間近に控えた生徒たちが、「お世話になった学校をきれいにしよう」をテーマに、在校生、先生方などにお礼の気持ちを込めて清掃活動に取り組みました。

【生徒の感想文から】


「シャンプーバーでガラスを洗いました。ぞうきんで窓をみがきました。きれいになりました。」

「そうじ機で高いところをそうじしたのが楽しかったです。」

「スクイジーを使ってガラス戸をいっしょうけんめいそうじしました。」

「そうじ機のかけ方をじょうずに教えてくださってありがとうございました。とってもいい勉強になりました。」


時間 場所 内容
10:10 3-1教 室 はじめのあいさつ
  今日の予定説明
  ※ダスキンの方を紹介、あいさつ
10:25 1F昇降口 昇降口へ移動(ぞうきんとバケツ)
 ・清掃の様子を見学
・教えてもらいながら一緒に清掃活動に取り組む 
11:00 3-1教 室 生徒の清掃活動、終了
  → 教室へ移動して、休憩
11:10 3-1教 室 今日の活動のふり返り
①今日の活動の様子を、プロジェク
ターを使用して、動画で振り返る
②振り返りプリントの記入
 ③ダスキンの方のお話
お礼のあいさつ
おわりのあいさつ

今回の授業までに、3回の校内清掃に取り組んできました。当日は、ダスキンのスタッフの方5名が、黄色のユニホームに身を包み、たくさんの清掃用具をもって来てくださいました。
生徒たちにとって、どれも、あまり見たことのない目新しいものばかりで、それを使って清掃をするスタッフさんの姿を、緊張しながらもとても真剣なまなざしで見つめる生徒たち。ショルダー型の掃除機やスクイジー、シャンプーバー等、初めて使う掃除用具に戸惑いながらも、スタッフさんにやさしく声をかけていただき、丁寧に教えていただいたおかげで、とても意欲的に取り組むことができました。生徒からはいつしか「楽しい」「おもしろい」という言葉と笑顔が自然にこぼれていました。
今回、快く依頼を受けてくださり、また活動内容についても、いろいろとご提案をしてくださったダスキンの方には本当に感謝しております。
今後も、このような取り組みを通して、生徒の体験的な授業を展開していくとともに、奈良西養護学校に在籍する児童生徒が地域や企業の方とともに活動する機会を積極的に設けていきたいと考えています。そして、知的障害をもつ本校の生徒たちが地域社会の中で、自分らしく生き生きと暮らしていってほしいと願っています。

(文責) 県立奈良西養護学校 高等部  中村 綾 教諭


生徒をはじめ教師、企業の方々もとてもイキイキと現場で取り組まれていました。
ダスキン菜畑のみなさん、ありがとうございます。

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