活動日記   

県・県教育委員会・ならチャレンジドの恊働事業「地域社会で生きる!」特別支援生徒の社会参加および就労支援

活動日誌 2012年 2月

2012年(平成24年)2月21日

地域の社会人(プロ)の気迫と技術を学ぶ!

県立奈良東養護学校 就労講習(福祉施設)

高等養護部3年生
講師】:特別養護老人ホーム 西ノ京苑 入籾さん他二名
テーマ「ベッドメイキング・清掃」



生徒のお礼状から  (直筆)

1.講習の様子
  片道40分歩いて到着。入籾さん達スタッフの方にいつもの笑顔で迎えて頂き、ベッドメイキングにとりかかる。3年生の生徒たちの中には進路先での清掃活動はもちろん介護施設での清掃業務に就く生徒もおり、とても意欲的に取り組めている。
 ① 参加生徒
3年1組 8人 (1回に4人が参加)
 ② 内容
【ベッドメイキング】
 ・窓を開ける
  ・ベッドのロックを外してやりやすい位置にする
  ・上布団の包布(ほうふ)をはずす(内側から)
  ・敷き布団にアルコールをしてから裏返す。
  ・裏側にもアルコール・除菌(リセッシュ)してから表に向けてリセッシュをする。
  ・中敷きを敷いてシーツをかける。(真ん中の線が中央にくるようにする)
  ・端を三角に折り込む。
  ・おしめパッドを真ん中にセットする。
  ・ベッドを元の位置に戻す。
  ・端から10センチずつあけてベッドをロックする。
  ・枕をセットする。(3分の1の所を握っていれる)
【廊下の清掃】

2.講座を終えて
 高齢者施設でのベッドメイキング、廊下の清掃といった基本的な業務を1年間取り組ませて頂きました。清掃をしている時いろんな人が通られる中、入居者・職員・お客様等々、それぞれが通られた時、一歩下がって「会釈」をする。できれば少しほほえんで会釈をする。そうすれば、「ありがとう」と向こうから声をかけてくださる。会釈という言葉は知っている生徒は少なかったが、その場で何回か練習をさせていただきました。また、「まくらは生き物」と言う話をされ、「長く仕事をしている我々でも思うとおりにできないことがある。簡単な仕事ほど簡単に見えて難しいです。」と淡々と業務をこなしながらひとつひとつの仕事の意味や人としての大切な事をたくさん教えて頂きました。

県立奈良東養護学校高等養護部 安田奈津希、青井宏宇、高田雅文 教諭