活動日記  

県・県教育委員会・ならチャレンジドの恊働事業「地域社会で生きる!」特別支援生徒の社会参加および就労支援

活動日誌 2012年 3月

2012年(平成24年)3月12日

~地域の社会人(プロ)の気迫と技術を学ぶ!~

奈良養護学校 社会参加・就労講習(身体ケア) 

●高等部1年、2年生
【講師】:青丹学園関西学研医療福祉学院 理学療法学科 学科長 
     理学療法士 古川 智子さん
【テーマ】
「社会参加や就労していく上で二次障害につながらないよう自己管理の仕方について学ぶ。



【生徒の感想から】
「日頃は身体のことはあまり考えていないけど、今日の講習で少しチェックしてみようと 思いました。」
「二次障害は怖いけど、そうならないように気をつけたい。」
「最初は難しい話だったけど、実際にやってみると出来たので、これから身体を動かして 運動します。」

【当日の様子】
理学療法士の古川先生は、コミュニティーチャーとして学校に来ていただいているのでそれほど緊張した感じではありませんでした。
私たちの身体について、脳の仕組みやどのようにして動かしているのかなど、詳しくまた、おもしろく解説頂きました。
その後、卒業してからの生活の仕方や自己管理について「二次障害」という言葉で説明して頂きました。『「脳性まひ」は、先天性の脳の障害で進行することはありませんが、「二次障害」は、進行していくのでケアが必要です。我慢せずにすぐ病院に見てもらいましょう。』 この言葉は、生徒にしっかり残っていました。
最後に、自分の身体をチェックする方法を、じゅうたんに降りて実際にやってみました。①仰向けになって両手を肩に平行にまっすぐ伸ばす。②両膝を曲げて三角座りをする。③仰向けから横向きに寝返り止まる。この3つを覚えて講習は終了しました。

【この取り組みから】
 学校のように授業の中で身体をリラックスさせる時間は、社会ではありません。卒業後は自分でその時間を作って調整していかないと、身体の動きは調整しにくくなります。そうならないためにも、今日習ったことを実践していきましょう。

県立奈良養護学校 京田 保敏 教諭