活動日記  

県・県教育委員会・ならチャレンジドの恊働事業「地域社会で生きる!」特別支援生徒の社会参加および就労支援

活動日誌 2012年 6月

2012年6月26日

奈良県立大淀養護学校 社会参加講習会

~地域の社会人の気迫と技術を学ぶ~

【講習】:サッカーコーチと交流「挨拶・自己紹介・おもてなし」
【講師】:高田フットボールクラブコーチ3名
【児童】:小学部高学年児童19名


■講習内容
コーチと共にサッカーのシュート練習やゲーム等をする中でふれあい、社会性を高める。また、挨拶・自己紹介・おもてなし・お手伝いなどを経験し、人との関わりを広げる取組をすすめる。

■教諭の言葉
小学部では、ふれあいや体験を通して地域の様々な人たちとの関わりを広げ、社会資源を活用した体験やいろいろなあそびを通して社会性を高めることをねらいとして毎週「ときめきタイム」の授業を行っています。今回は、高田FCのコーチの方3名に、2週にわたって(2回)来校していただきました。サッカーのユニホームを着た子ども達は、皆大喜びでコーチを迎えました。一人一人がコーチの前で、名前・学年・年齢など自己紹介をしたり、コーチに「サッカーをしていてよかったこと」や「好きなサッカー選手は?」など堂々と質問をしたり、交流を深めました。
コーチのマンツーマンの指導の下、シュート練習では、息を合わせてパスをしたりへディングシュートをしたりしてサッカーを楽しみ、シュートが決まるとハイタッチをするなど歓声が響きました。ゲーム終了後は、子ども達が慎重に飲み物を運んで、おもてなしを行い、コーチにお礼の気持ちを表しました。
■今後について
特別支援学校に通う児童にとって、様々な人たちとの関わりを広げ、自分をアピールし、コミュニケーションの力を育てることは、将来の社会参加に向けて非常に大切なことです。今回の講習を通して、自らコーチの名前を呼んだり、「ありがとう」とコミュニケーションをとりにいく児童が増えてきました。今後コーチへのお礼状を発送するなどサッカーを通して具体的な人間関係を広めていく力が育つことを願っています。

県立大淀養護学校

ユニホーム姿の小学部の子どもたちが、高田FCのコーチのみなさんと楽しくサッカーを楽しみました。ユニホームは高田FCさんから頂いたものです。
高田FCのコーチのみなさま、ありがとうございます。

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