活動日記  

県・県教育委員会・ならチャレンジドの恊働事業「地域社会で生きる!」特別支援生徒の社会参加および就労支援

活動日誌 2018年 11月

2018年11月9日

奈良医大病院の取り組みが報告!

~第26障害者職業リハビリテーション研究実践発表会~
●2018年11月9日 ●東京ビッグサイト

【報告】奈良県立医科大学障害者雇用推進マネージャー 岡山弘美さん
    「障害のある係員とともに患者さんから信頼される病院をめざして」
【主催】独立行政法人 高齢・障害・求職者雇用支援機構


◆奈良医大病院の障害者雇用概要
奈良県立医科大学附属病院は障害のある係員31名が就労。支援者は2名です。
職域は、玄関での挨拶をはじめ病棟、薬剤部、内視鏡部、検査部、放射線部、タオル部門等です。係員の無心に働く姿は患者さん、医療従事者に感謝されています。「ありがとう!」と言われることが、係員の働く意欲、成長の源となっています。
障害のある係員を信じ、任せるからこそ実現していることです。
〈経緯〉
 ・2009年(H21) 独立行政法人となり、法定雇用率を下回る
 ・2014年(H26) 知的障害者5人を採用
 ・2015年(H27) 障害者雇用推進係を発足
            法定雇用率を達成(2.31%)、以降3年間達成。
 ・2018年(H30) 法定雇用率達成(2.77%)

岡山弘美・同大学障害者雇用推進マネージャーは、「障害のある係員とともに患者さんから信頼される病院をめざして」と題して報告をされました。
当初1年半は、係員との関係がうまくいかず、「支援者失格」と悩み、つらい日々だったそうです。
「障害者である前にひとりの人間として尊重する!」こととし、素直に正直に係員と向き合うようになって初めて心が通い合い、係員のみなさんが支えてくれるようになったと、岡山さんは核心を語られました。
現在、31人の係員のみなさんに対して「任せる」「認める」「尊重する」を基本にして仕事をされていることが報告されました。
全国の参加者は岡山さんの報告に共感しました。

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