活動日記  

県・県教育委員会・ならチャレンジドの恊働事業「地域社会で生きる!」特別支援生徒の社会参加および就労支援

活動日誌 2020年 8月

2020年8月30日

報告者へ質問 & 回答

~病院・高齢者施設で活躍する!障害のある若者 就労現場からのレポート~ ◎2020年8月30日

1.風谷篤紀さん(奈良県立医科大学附属病院)、乾梨織香さん(南奈良総合医療センター)、樫葉勇輝さん(奈良市和楽園)へ
  【質問】
   仕事が休みの日、オフの日には何をして、気持ちを切り替えていますか?

【回答】

二次元の女の子の抱きまくらを抱きながらひるねをしたり、日によってはユーチューブで夜、お酒を飲みながらプリキュアの曲とかをきいています。

風谷 篤紀

ご質問ありがとうございます。
新型コロナウイルスで自粛が始まる前は、よく、父とNMBのライブや握手会に出かけていました。自粛が始まってからは、家の手伝いをしています。
   洗濯や夕食を作っていますが、寝ているか、ゲームをします。家族と休みが合えば、買い物に出かけています。早く、ライブや握手会に行きたいです。

乾 梨緒香

休みの日は親と一緒に買い物に行きます。また、漫画を読んで過ごします。

樫葉 勇輝

2.風谷篤紀さん(奈良県立医科大学附属病院)へ
  【質問】
   監視されていることがいやと言われましたが、どんな時にそれをすごく感じているのでしょうか?言葉で言えばよいのでしょうか? (今回の発表はすごく心に残りました。これからも頑張って下さい。期待しております。)

【回答】

作業をしていた時、必要以上に自分と近すぎるきょりでじっと見つづけ、作業をさぼってるわけでもないのにちょっと神けい質な性格のため、自分のうでを見ただけで、「何か調子悪いの?」とか、出勤した際、くつを誰かとはき間違えていないか確認しただけで「どうしたの?」とか、つまり自分の動きの細かいところに1回1回はんのうされた時です。
 何かしている時もじっとこちらを見つづけられたら筋肉がいしゅくして、1つ1つの動きがしんどくなります。
 うまく説明できませんが、その人は岡山係長のようなてきとうなきょりとバランスのいいかんさつ力がありません。

風谷 篤紀

3.大西喜代子看護師長(南奈良総合医療センター)へ
  【質問】
   初めて受け入れるにあたって、職場で知的障害についてや受け入れ方等を話し合ったとおっしゃっていましたが、具体的にどんなことを共通理解されて、受け入れられたのでしょうか

【回答】

ご質問ありがとうございます。 実習での受け入れの際は、乾さんの特徴を事前に聞いていました。
しかし、知的障害についての知識は必要と考え、「知的障害とは」「知的障害者の特徴」を自己学習しました。その後、看護補助者に伝えて、乾さんの特徴を照らし合わせて、実習計画を立案しました。
そして、①常に笑顔で指導 ②理解できているか言動や動き方を見てから次へ進む ③あいまいな言葉は使わない ④常に声掛けを行うと看護補助と病棟スタッフと共通理解しました。
 看護補助としての受け入れ時は、スタッフ対象に「知的障害とは」「知的障害者の特徴」「障害者雇用」についての学習会を実施し、実習で得た乾さんの特徴を伝えました。そして実習時の状況から①あいまいな言葉は使用しない ②判断させるような言葉かけはしない ③臨機応変な対応をしない
④一度に二つ以上は依頼しない ⑤焦らせないことを共通理解しました。
 また、自分のペースで仕事が進められるように、実習と同じ内容から開始して、面談を繰り返しながら、仕事量を増やしました。

看護師長 大西喜代子

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