活動日記  

県・県教育委員会・ならチャレンジドの恊働事業「地域社会で生きる!」特別支援生徒の社会参加および就労支援

活動日誌 2022年 2月

2022年3月10日

 

追悼申し上げます 寺田豊理事 様


本年2月9日、寺田豊理事(67歳)は3年間の闘病のなか、体調を崩しお亡くなりになりました。体調のいいときは活動現場に顔を出し、常に障害のある若者へ心を寄せてくださいました。
 寺田理事との出会いは、ならチャレンジド設立(2010年)の翌年、奈良県健康 福祉部次長のころでした。昼休みにサッカー着で県庁周辺をランニングする姿が 印象的です。
 2011年、奈良県、奈良県教育委員会、ならチャレンジド三者が軸になり16団体による2カ年の官民協働事業=新しい公共の場づくりのためのモデル事業「特別支援学校生徒の社会参加および就労支援」がスタートしました。寺田理事は奈良県健康福祉部次長として参画、官民協働のパートナーとして地道に取り組まれました。おかげで特別支援学校生徒の社会参加と就労は県市町村、企業、地域社会において飛躍的に拡大しました。
 「県庁ほのあかり2011」においても、県健康福祉部次長として奈良県代表のご挨拶をしていただきました。奈良県行政のあたたかさと本気度を感じ、特別支援学校生徒、PTAの皆さまはとても勇気づけられました。
2013年県庁退職後は、天理よろづ相談所病院、天理医療大学の事務局長を勤められ、ならチャレンジド理事(2013年7月~)に就任されました。同病院でも障害のある人に就労の道を開くなど多大な貢献をいただきました。
 穏やかな人柄で、熱い心をもって障害のある人をはじめ困った人たちのために、できることは何でもする積極的な姿勢を貫いてこられました。
寺田理事の心は今も私たちと共にあります。私たちのかけがえのない同志です。 
ここに寺田豊理事の長年のご尽力に心から感謝するとともにご冥福をお祈り申し上げます。

合掌

2022年3月10日

NPO法人ならチャレンジド
理事長 赤川 義之