活動日記  

県・県教育委員会・ならチャレンジドの恊働事業「地域社会で生きる!」特別支援生徒の社会参加および就労支援

活動日誌 2022年 4月

2022年4月3日

 

~仕事、同棲(どうせい)、暮らし~

野畑晴華さん・ひまわり副リーダーの報告

=ならチャレンジドひまわり4月例会=
4月3日  すみれホール
【報 告】野畑晴華さん(ひまわり副リーダー、26歳、葛城市、高等養護学校卒)
     宇治田和宏さん(エバーグリーン神楽店長、大和高田市)
【参加者】ひまわり(生徒・卒業生)14名





野畑晴華さん(ひまわり副リーダー)は仕事、同棲(どうせい)、暮らしについて報告しました。
野畑さんは高等養護学校卒業後5年間農業で働いていましたが、暑く、寒くしんどい仕事であり、話す相手もいなく辞めました。社会保険のあるところを希望し、エバーグリーンで働いていた同級生の水野雄仁くんへ頼みました。面接だけで採用になりました。
以来3年間、エバーグリーン神楽店でお菓子、日用雑貨等の仕分け、品出し等を担っています。8時~4時、木、日曜日は休日、時給制です。品物がいっぱいあるので、陳列するのがやりがいです。上司から「前出しがきれいですね」とほめられると、うれしいです。パートさんと話すのが楽しく、困っていることはありません。今後もエバーグリーンで長く働きたいです。
「彼を支えたい」「一緒にいたい」と、昨年11月19日から彼の実家で同棲(どうせい)を始めました。両親、姉、彼、私の5名の生活です。食事、弁当、洗濯など彼の母親のお手伝いをしています。彼とケンカをしたときはしんどいです。二人で乗り越えられたら、いいことがあると思っています。
4月から二人でアパート暮らしを始めました。うそをつかない家族でありたいです。結婚は夏?来年かな?今後はバイク、車の免許を取りたいです。いい家庭をつくって、ボランティアを続けてがんばりたいです。
 宇治田和宏店長は野畑さんの仕事、評価、今後の期待等について話されました。
 野畑さんは毎日コツコツ頑張ってくれています。開店前、牛乳など乳製品の品出し、お菓子、食料品の陳列、商品整列や掃除当番などを積極的にしてくれています。とくに賞味期限チェックは店の信用にかかわる重要な仕事です。野場さんはしっかり賞味期限チェックをしてくれており、とても安心です。
 店ではコミュニケーションを大切にしています。難しい言葉を使わずに相手が理解できるように伝えること、また、相手が理解したかを確かめることが大切だと強調しています。
 野畑さんはしっかりコミュニケーションがとれています。今後は新しい部署などの仕事にチャレンジしてほしいと期待しています。
 2名の報告後、同居の彼の姉から野畑さんの家での実情が話されました。
 野畑さんは周囲の方々と信頼関係があり、あたたかく支えられていることを感じる報告でした。
 その後、ひまわりメンバー、支援機関ブリッジ、保護者等16名から質問、感想が話され、あたたかい雰囲気の集まりとなりました。

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