活動日記  

県・県教育委員会・ならチャレンジドの恊働事業「地域社会で生きる!」特別支援生徒の社会参加および就労支援

活動日誌 2022年 5月

2022年6月3日

土屋直毅副知事が医大病院を視察

●6月3日  ●県立医科大学附属病院 
~医療現場で活躍する障害のある係員~
【視察】病院病理部、B病棟6階、中央タオル、教育研修棟








 障害のある係員2名(風谷篤紀係員、福田菜々美係員)が土屋直毅副知事を病院内の就労現場へ案内しました。土屋副知事は身をのりだして説明に耳を傾けられ、積極的に係員、副技師長、看護師長へ話しかけられていました。
 「仕事を切り出し、上手く係員とマッチングされているところが素晴らしい!係員の得意なことが発揮できていますね」「だから係員が〈働きがい〉を感じているんでしょう」と土屋副知事は視察の感想をおっしゃっていました。
【病院病理部】
 検体プレートを丁寧に清掃して番号順に並べる作業をしている豊田留生係員。検体シートを丁寧に切っている斎藤あかね係員。
 西川武副技師長は「われわれ病理部の大切な仕事を担ってくれています。二人はなくてはならない存在です」。
【病棟6階】
 患者さんのベッド周辺の環境整備、タオル配布、備品補充等を担っている葛本真矢係員。
松岡栄看護師長は「作業は丁寧で、患者さんへ配慮ある行動もしてくれ、とても助かっています」と笑顔で話していました。病棟で考えた標語が病院内の接遇川柳大会金賞になり、習字の得意な葛本係員がその標語を書き、詰所に掲示されていました。
【中央タオル】
 係員として採用されるには《1時間100枚、1日600枚の清拭タオル折り》をクリアする必要があります。病院で使用する清拭タオル、顔用タオルは全て中央タオルで折り、袋詰めをしています。
 係員が清拭タオルの折り方、袋詰め、汚れや破れたタオルはチェックして取り除く作業も大切なことと説明。また別の係員が顔タオル折りのポイントはしっかり丸く折ることと説明しました。
【教育研修棟】
 係員が単独で様々な作業をしています。
 7名の係員がそれぞれの作業を説明しました。パソコン作業(データ打ち込み、出張管理、HP管理・更新等)、外来正面玄関の飾りつけ作業、フェイスシールド作成、患者さん用枕シート作成等、係員それぞれができる作業をしています。

どの部署の係員も誇らしく自分の仕事を説明していました。
「仕事は楽しい」「わらかないことは聞きます」「働きやすい職場です」係員の言葉が医大病院の障害者就労の実情を表しています。

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