活動日記  

県・県教育委員会・ならチャレンジドの恊働事業「地域社会で生きる!」特別支援生徒の社会参加および就労支援

活動日誌 2022年 8月

2022年8月24日

~市町村人権・同和問題「啓発連協」学習会~

地域と共に!障害のある若者の社会参加をとおして

●8月24日(水)  ●奈良県社会福祉総合センター
【講 師】赤川義之(NPO法人ならチャレンジド理事長)
水野雄仁さん(ひまわりリーダー、26歳、高等養護学校卒)
【参加者】市町村職員等約40人


 2011年、差別をなくす市町村民集会の受付係へ特別支援学校生徒が初めて組織的に参加しました。以来、11年間継続して取り組まれ、今では学校の《社会参加活動》と位置づけられています。
市町村職員学習会が開催され、ならチャレンジド赤川義之、同ひまわりの水野雄仁さんは、市町村民集会の受付係をはじめ社会参加活動について報告しました。
 赤川は「生徒と市町村職員さんの直接の関係をつくってほしい」「言葉だけではなく、挨拶、資料を渡す見本を職員さんは行動で示し、生徒へ教えることが大切です」「生徒のできることを準備し、生徒が“できた”と成功体験することが目的です」と話しました。「小さな成功体験は生徒の意欲となり、その後の成長へつながります」「生徒の生き生きと活動する姿に接し、周囲の人たちはやさしくなり、あたたかい雰囲気になります」と生徒の社会参加活動の意義を訴えました。
 水野雄仁さんは2012年、大和高田市民集会へ初めて参加し「とても楽しかった」と当時を振り返りました。その後、様々な社会参加活動を体験し、なかでも「高田活活まつり」の夜店運営が一番楽しかったと話しました。そうした体験を重ね、現在は大和高田市のエバーグリーン神楽店で働いており、3年程前からは自宅の隣の一軒家を借りてひとり暮らしをしています。最後に水野さんは「社会参加のときは、やさしく具体的に教えてください」と市町村職員さんへお願いしました。
 市町村職員さんは障害のある本人の生の声を聞き、更に現場での取り組みに活かせることでしょう。市町村人権・同和問題「啓発連協」のみなさま、ありがとうございました。

NPO法人ならチャレンジド