活動日記  

県・県教育委員会・ならチャレンジドの恊働事業「地域社会で生きる!」特別支援生徒の社会参加および就労支援

活動日誌 2022年 8月

2022年8月25日

~障害のある係員から学ぶ~

県職員ダイバーシティ推進研修

●2022年8月25日、29日 ●県立医科大学附属病院
【参加】県職員18人(課長補佐、係長級)
【主催】奈良県自治研修所



 昨年に引き続き、県立医科大学附属病院の障害のある係員を講師に迎え、県職員ダイバーシティ(多様性)推進研修が2日間開催されました。今回は現場で係員から直接学び、体験する研修が取り組まれました。
 県職員の皆様は最初緊張しながらも係員に教えてもらいタオル折り、シーツ作成、フェースシールドのシールはがし、パソコン入力を体験しました。県庁では見せないリラックスした表情、笑顔がこぼれていました。
 また、講話、係員への質問コーナーも取り組まれました。
 岡山弘美医大障害者雇用推進マネージャーは「私の失敗体験から、障害のある職員が生き生きと働けるためには、まず上司が変わらないといけない」「今回の研修で気づいたことを職場で活かしてほしい」と県職員さんへ強く訴えられました。
 松岡栄看護師長は「指示は具体的、シンプルに、ひとつだけすることを心かけています」「係員は看護師ができないことをしてくれ、とても助かっています」「係員が誰にでも丁寧にあいさつする姿はすばらしい、私も見習いたいです」と話されました。
 最後に県職員さんは係員4人へ率直な質問を行ない、係員は一つひとつ丁寧に応えていました。
 今回の研修をとおして、県職員さんは仕事にやりがいを持って働く係員の姿、係員と岡山マネージャー、松岡看護師長との信頼関係を肌で感じとられたことでしょう。また、とても新鮮な気持ちで正直に人と向き合う姿勢を実感されたと思います。
 是非、この体験を県の仕事へ活かしてほしいと願うばかりです。

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