活動日記  

県・県教育委員会・ならチャレンジドの恊働事業「地域社会で生きる!」特別支援生徒の社会参加および就労支援

活動日誌 2023年 6月

2023年6月11日

~ならチャレンジド総会の記念講演~

就労現場からのレポート

●2023年6月11日 ●内膳町自治会館すみれホール
【講師】◎医療法人弘仁会 南和病院(大淀町)
        看護師長  安立久美子さん
看護補助者 林花星さん(18歳、高等養護学校卒)
    ◎なんとチャレンジド株式会社(南都銀行特例子会社、奈良市)
代表取締役社長  東川晃三さん
      チャレンジド社員 加藤健太さん/18歳、高等養護学校卒
  チャレンジド社員 阪田歩夢さん/19歳、高等技術専門校卒
【来賓】県立高等養護学校長 小嶋一祥様さん
【司会】ひまわりメンバー2名
       【参加】61名







 若者3名は3回の職場実習を経て今春から就労しています。林花星さんはおむつセット、お茶の準備、環境整備などの看護補助に、加藤健太さん、阪田歩夢さんはピッキング、手形小切手帳発行、パソコン入力などに従事しています。2カ月で仕事の範囲が広がり成長する若者、若者から多くを学び職場が明るく変わる様子、若者へ期待する事業所の方々の報告でした。
若者と事業所をつなぐのは「信頼」です。
若者3名は後輩へ力強く話しました。
「慣れたころにミスをするので、ほうれんそう(報告連絡相談)を守って気を引き締めて取り組んでほしい」(林花星さん)、「自分の解釈でしていると失敗するので、恐がらずに人に気軽に質問できるようになってほしい」(加藤健太さん)、「心を開いて何でも話せる人、相談できる人を一人でいいのでつくってください」(阪田歩夢さん)
南和病院、なんとチャレンジドの方々からは心強いメッセージです。
「とても助かり頼りにしています。礼儀正しく挨拶する姿は私たちも見習いたいです」「林さんは自立して業務ができているで、負担にならないように本人と相談しながら進めていきます」(安立久美子看護師長)、「社員と会社はウィン~ウィンの関係で採用しています」「加藤くんは機転が利き、阪田くんはチャレンジ精神があるので、将来、管理職になってほしい」(東川晃三社長)
レポートを受けて、学校、就業生活支援センター、保護者、ひまわりメンバーなど10名が質問や感想を話されました。本人を軸に事業所、学校、家庭、支援者が一体となる感動の記念講演でした。

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