職場実習

県・県教育委員会・ならチャレンジドの恊働事業「地域社会で生きる!」特別支援生徒の社会参加および就労支援

2011年 職場実習

2011年(平成23年)7月12日【県立高等養護学校 3年生】

済生会中和病院・老人保健施設「まほろば」職場実習(生活支援)
●生活支援:洗濯、シーツ交換、清掃、介護補助等



 

生徒の礼状(直筆)

・お母さんの仕事がよくわかっていい。
・楽しくしています。

生徒

・初日は、緊張してあまり会話がありませんでしたが、2日目からは会話が増えました。
・作業について、指示したことはよく理解をしており、助かっています。
・わからないことについては、生徒さんは質問をします。仕事に積極的ですね。
・先程、利用者さんから生徒さんへ「頼もしいなぁ」と声がかけられていました。
・昼休みは一緒に弁当を食べながら、いろいろな話をしています。

尾上裕昭 介護福祉士 主任

当法人は障害者をはじめ社会的弱者に寄り添うのが基本精神です。最近、当法人は障害者雇用
に関心を寄せ、この度、「老人保健施設まほろば」で初めて特別支援学校生徒の職場実習を受
け入れました。
施設利用者はいろいろしんどい思いをされている方がいますので、そんな方々へこころあるサ
ービスを提供していくのが私たちの使命です。挨拶をする、やさしく応対するという当たり前
のことが求められています。障害者を雇用して、あるいは地域のボランティアの力をお借りし
て、私たちは利用者に寄り添い、より豊かなサービスを提供できればと思っています。
当法人では、今後、実習を重ねることで、雇用の可能性を探っていければと思います。

福本誠 人事部課長

初めて特別支援学校生徒を受け入れるということで、生徒の面接には施設側から7名が立ち会う。施設の心意気を感じる。生徒はもちろんだが、私たちもさすがに緊張した。籠島忠施設長(元県立奈良病院長)の「気楽に実習をしてください」と生徒への穏やかな、やさしい語り口に安心した。
実習現場では、尾上主任のていねいな指導で生徒はひとつずつ仕事を経験していく。想像以上にいろいろな仕事が次から次へとあることを知る。福祉現場の方だけに、きめの細かな配慮ある指導。
そんなおかげで、生徒も“持ちまえの力“を自然に出せている。「自然」が何よりもありがたい。生徒にとって相性のいい職場であり、3日間、貴重な経験をさせていただき御礼申し上げます。
「社会福祉法人恩賜財団済生会」の精神を肌で感じる実習でした。

NPO法人ならチャレンジド