活動日記  

県・県教育委員会・ならチャレンジドの恊働事業「地域社会で生きる!」特別支援生徒の社会参加および就労支援

活動日誌 2012年 2月

2012年(平成24年)2月8日

~地域の社会人(プロ)の気迫と技術を学ぶ!~

県立奈良東養護学校 社会参加講習(地域の伝統文化)

高等養護部2年生
【講師】:春日大社 禰宜 西村 泰宏さん



【生徒の感想から】

1.講座の様子
 ①受講クラス
  ・2年1組 4名 2組 8名
 ②見学
  ・春日大社本殿見学
  ・本宮内見学
  ・宝物殿見学
  ・春日大社神苑「萬葉植物園」見学

2.講座を終えて
 2月8日近鉄奈良駅に集合して地下から上がると雪が一面に舞っていました。積もってはいませんが久しぶりの雪の中を生徒達と歩き始めました。一の鳥居に到着して南門まで私たちだけというとても厳かな雰囲気の中を20分程歩きました。
社務所で西村さんにご挨拶の後、本殿を見学させて頂きました。全員神妙な様子で生徒会長等3人が代表で本殿に入りました。
「林檎の木」「林檎の庭」の由来を聞いた後、直会殿の檜皮葺の屋根から木が生えている様子に驚きながら、あるがままを受け入れそれを今なお大切にされている事にとても感動しました。社務所で休憩しながらお茶とお菓子をいただきながら「今度はもっとゆっくり来よう」「もう少しあったかい頃に来たいなあ」等という声が生徒たちから聞こえてきました。
次に宝物殿の大太鼓に圧倒され数々の文化財を興味深く見せて頂き、最後に神苑「萬葉植物園」に向かいました。いろんな花や砂ずりの藤は見られませんでしたが、案内してくれた方の「冬のこの時期が一番大切なのです。しっかりと養生して、花が咲き実がなる前のこの時期が大切です。」という言葉が印象的でした。途中、以前実習させていただいた時お世話になった方達が嬉しそうに手を振ってくれ、声をかけて寄ってきてくれました。実習した彼も照れながら、でも嬉しそうに話をしていました。2時間という短い時間でしたが、これほど身近に奈良の奥深さを感じたことはなく、改めてゆっくり時間をかけて見に行きたいという思いになりました。

今回、打ち合わせから見学・講座まで何回も時間をとっていただいた西村様はじめ案内をして頂いた春日大社の方ときっかけを作っていただいたならチャレンジドの方にお礼と感謝を申し上げます。
      

県立奈良東養護学校 高等養護部 岡本智子、北門淳子、中村誠、高田雅文 教諭