活動日誌 2017年 9月
2017年9月9日
キラリと輝く!特別支援学校アート展2017 オープニング
●2017年9月9日 ●奈良県文化会館
●高等養護学校ダンス部
●竹本貞一実行委員長
(奈良西養護学校長)
●一松旬奈良県副知事
●吉田育弘奈良県県教育長
●河合俊亮くん
(高等養護学校高円分教室3年生)
●司会者
(盲学校、奈良養護学校生徒)
◆高等養護学校 高円分教室3年 河合 俊亮
みなさん こんにちは!
いよいよ、今年もきらりと輝く!特別支援学校アート展が始まります。
僕は、高校1年生からこのアート展に、ミニカーを改造した改造カー「KAWAI☆PERFORMANCE」を出展しています。
僕がミニカーの改造をはじめたのは、四年前です。You tubeの動画をきっかけに「やってみようかな」と思いはじめました。
高校に入学してからは、少しずつうでもあがってきました。ある日、美術の先生に見せると「すごい!」と絶賛してくれて、アート展に出展させて頂くようになりました。
おととし、アート展を見に行ったある日、小学校低学年か中学年くらいの子がお母さんと弟さんと一緒に、アート展を見に来てくださって、僕の改造ミニカーを真剣な目でじっと見つめているんです。僕はその子に「これ、俺が作ったんだよ!」と話しかけるとすごく熱心に質問してくれました。そして、たくさん話をして、最後に「ありがとう」と言って笑顔で帰って行ったことをまだ覚えています。
僕の中で、このとき、改造ミニカーへの思いが一変しました。それまでは、とりあえずやってみようと言う感じでやっていましたが、今では、自分の改造ミニカーで人々に感動・おどろきを伝えていきたいと思うようになりました。
そして、これが、僕の自信となりました。
来年は、就職もして忙しくなりますが、卒業しても出展できたらいいなと思っています。
他の特別支援学校の生徒が制作した個性豊かな作品もじっくりと見ていただけたらと思います。感想ノートが置いてあるので、作品の感想を記入していただけるとうれしいです。
僕は、感想ノートをいつも楽しみにみています。
僕たちのキラリと輝ける場所!開幕です!ぜひ楽しんでいってください!
高等養護学校ダンス部の軽やかなダンスでオープニング!
竹本貞一実行委員長(奈良西養護学校長)の主催者挨拶で開会。
共催者から一松旬奈良県副知事、吉田育弘奈良県教育長からご挨拶、後援の市町村人権・同和問題「啓発連協」の上田清会長(大和郡山市長)からメッセージをいただきました。
生徒代表・河合俊亮くん(高等養護学校高円分教室3年)が御礼、決意の挨拶をしました。
9月20日(水)まで開幕です。
NPO法人ならチャレンジド
2017年9月
キラリと輝く! 作家のみなさん(1)
~キラリと輝く!特別支援学校アート展2017~
●2017年9月 ●奈良県文化会館
●高岡哲也さん(奈良養護学校卒)
●河合俊亮くん(高等養護学校高円分教室3年)
●南愛菜さん
(桜井市立図書館/高等養護学校卒)
●土井将也くん
(盲学校高等部2年)
●谷口叶夢さん
(盲学校高等部2年)
●桝井桃子さん
(盲学校高等部2年)
●辻中紅葉さん
(高等養護学校高円分教室3年)
●巽勇渡くん
(ろう学校高等部)
高岡哲也さん(奈良養護学校卒)は、一松副知事へ「書家・紫舟さんとのコラボ書を書くとき、多くの記者がいてて、初めて手が振るえました。得意で大好きな字”楽”を書きました」。
河合俊亮くん(高等養護学校高円分教室3年)は、宝物の改造車を詳しく一松副知事、吉田教育長へ説明。
4月から桜井市立図書館で就労している南愛菜さん(高等養護学校卒)は、「切り絵は大好きです。図書館の館長さんが応援してくれています」。「素晴らしい!奈良らしくていい」と、一松副知事。
土井将也くん(盲学校高等部2年)は、大先輩の辰巳寿啓・奈良県視覚障害者福祉協会長へ指文字連作品を説明。一緒に触って体感!
谷口叶夢さん、桝井桃子さん(盲学校高等部2年)は、大先輩の井澤みゆき・奈良県視覚障害者福祉協会理事へ作品を説明。
辻中紅葉さん(高等養護学校高円分教室3年)は、東京から来られた里見英則さんへ作品を説明。
一人ひとりの作家さんは輝いています!
NPO法人ならチャレンジド
●2017年8月28日~9月2日
キラリと輝く! 弾ける個性と才能
~特別支援学校と病院を結ぶ!奈良県立医科大学附属病院アート展~
●2017年8月28日~9月2日
「向日葵」 木塲 百合花
・高等養護学校高円分教室3年
「しょうとくた医師と新シンボルマークですけど~」
加藤 諒 ・医大附属病院(高等養護学校卒)
「おはるの消しゴムハンコ」 白砂 春香
・高等養護学校3年
「魚がつれない海」 手嶋 あみ
・高等養護学校高円分教室3年
「輝く夜空へと奏でるメロティ」 辻中 紅葉
・高等養護学校高円分教室3年
「紳士服を着たカメレオン」他 井上 蓮
・高等養護学校高円分教室3年
「KAWAI★PERFORMANCE No kaizousya N0 Life2017」
河合 俊亮
・高等養護学校高円分教室3年
「ハロウィン」 寺脇 満里奈
・高等養護学校高円分教室3年
「スイスとアルプス」 今村 朱美
・高等養護学校高円分教室3年
「夏と言えば・・・」 辰巳 恭平
・高等養護学校高円分教室3年
「ハロウィン・巫女さん」 鴻池 沙弥
・高等養護学校高円分教室2年
「春夏秋冬とウサギ」 金子 茉未
・高等養護学校高円分教室2年
「Home made resin」 磯 智春
・高等養護学校高円分教室3年
「クジラ王子とジンベイ王子」他 吹井 充
セルプたいよう/高等養護学校卒
「ゼンタングル 私の世界」 粉室 有理
・西和養護学校高等部2年
「キャラクター粘土」 橋本 唯以
・西和養護学校中学部3年
「たんぽぽ野原」 船橋 聡美
・西和養護学校高等部1年
「春夏秋冬」 加藤 光竜
・二階堂養護学校中学部1年
「がまだぜくまもと」他 山口 真生
・奈良西養護学校高等部1年
「風神 雷神」 北口 拓巳
青葉仁会ポラーノ広場/奈良西養護学校卒
「スタジオ・ニキ・ジャパン」仁木 海斗
・大淀養護学校中学部1年
「カラフルフルーツ」他 森下 智
・NPO法人なないろサーカス団/泉北高等支援学校卒
高岡哲也さん(奈良養護学校卒)は、一松副知事へ「書家・紫舟さんとのコラボ書を書くとき、多くの記者がいてて、初めて手が振るえました。得意で大好きな字”楽”を書きました」。
河合俊亮くん(高等養護学校高円分教室3年)は、宝物の改造車を詳しく一松副知事、吉田教育長へ説明。
4月から桜井市立図書館で就労している南愛菜さん(高等養護学校卒)は、「切り絵は大好きです。図書館の館長さんが応援してくれています」。「素晴らしい!奈良らしくていい」と、一松副知事。
土井将也くん(盲学校高等部2年)は、大先輩の辰巳寿啓・奈良県視覚障害者福祉協会長へ指文字連作品を説明。一緒に触って体感!
谷口叶夢さん、桝井桃子さん(盲学校高等部2年)は、大先輩の井澤みゆき・奈良県視覚障害者福祉協会理事へ作品を説明。
辻中紅葉さん(高等養護学校高円分教室3年)は、東京から来られた里見英則さんへ作品を説明。
一人ひとりの作家さんは輝いています!
NPO法人ならチャレンジド
2017年9月
キラリと輝く! 作家のみなさん(2)
~キラリと輝く!特別支援学校アート展2017~
●2017年9月 ●奈良県文化会館
●大石夢都さん(奈良西養護学校高等部2年)
●北口拓巳さん
(ポラーノ広場/奈良西養護学校卒)
●池田永遠さん
(西和養護学校高等部)
●粉室有里さん
(西和養護学校高等部2年)
●比嘉めぐみさん
(西和養護学校高等部2年)
●森末晴登さん
(奈良東養護学校中学部)
●平田梨紗さん
(奈良東養護学校高等養護部3年)
●大手祐希さん
(ふきのとう/奈良東養護学校卒)
●木下祐一さん
(花咲き苑/奈良東養護学校卒)
●金子茉未さん
(高等養護学校高円分教室2年)
●八幡大貴くん
(二階堂養護学校高等部1年)
NPO法人ならチャレンジド
2017年9月9日
アート・就労・暮らしをつなぐフォーラム(1部)
●2017年9月9日 ●奈良県文化会館小ホール
【主催】奈良県特別支援学校長会、NPO法人ならチャレンジド
【共催】第32回国民文化祭奈良県実行委員会、第17回全国障害者芸術・文化祭実行委員会奈良県、奈良県教育委員会
【後援】市町村人権・同和問題「啓発連協」
ろう学校ダンス同好会
司会:磯知晴くん、平田梨紗さん
水野長志郎 奈良県特別支援学校長会長
一松旬 奈良県副知事
江川美奈子 NPO法人きららの木理事長
高岡哲也さん(奈良養護学校卒)
塚田成哉さん(ろう学校中学部3年)
寺田悠希さん(大淀養護学校高等部1年)
祭原良介さん(西和養護学校高等部2年)
永富 太郎さん(奈良養護学校高等部2年)
土井 将也さん(盲護学校高等部2年)
一松副知事ときららの木利用者のみなさま
【作品説明】
●県立奈良養護学校卒業生 高岡 哲也
初めまして、高岡哲也です。
今回の作品は、紫舟さんとのコラボレーションで、どんな時でも、いつも楽しくという僕の思いを書きました。
たくさんの記者の皆様に囲まれて初めて、手が震えました。
●県立ろう学校 中学部3年 塚田 成哉
奈良県立ろう学校中学部3年の塚田成哉です。
4月に中高部の写生会で奈良公園に行って、春日大社の絵をかきました。
かくのが難しかったのは、木の影と石のとうろうです。影らしく見えるように表現を工夫したり、細かいところまで形をよく見て、納得がいくまで、何回もかき直しをしたりしました。
集中して、頑張ってかくことができました。
●県立大淀養護学校 高等部1年 寺田 悠樹
大淀養護学校 高等部1年3組の寺田悠樹です。
ぼくは日本や外国のいいなぁと思った写真を選んで切り取ってはりました。
真ん中に自分をかきました。 旅行や温泉が好きなので、これからいろんな所へ行ってみたいです。
●県立西和養護学校高等部1年 祭原 良介
『リオオリンピック2016』という作品は、中学部の時、美術の授業で描きました。
リオオリンピックで活躍した選手の中で、メダルをとったテニスの錦織選手と卓球の水谷選手の2人を描きました。勝った時の「やったぁ!」という表情がとても良かったからです。
写真を見ながら背景も丁寧に描きました。
割り箸ペンと墨で下書きをしてから、色鉛筆でしっかりと色を塗りました。
疲れたけど、頑張って完成させたときは嬉しかったです。
●県立奈良養護学校 高等部2年 永富 太郎
これは、太陽の顔という作品です。車のホイルやキャップなど使わなくなった物で作りました。黄色を全体にぬって、明るい顔になるようにしました。
次に、青色をぬり、さわやかな雲を思い浮かべてぬりました。そして、金色と銀色は、よりきれいに見えるようにぬっています。
顔の部分で一番見てほしいのは鼻です。洗剤の計量カップ使って大きくてすてきな鼻を作りました。
●県立盲護学校高等部2年 土井 将也
みなさんは、指文字を知っていますか?
聴覚に障害を持つ人が使う指で文字を表すものです。盲学校では、となりのろう学校のみんなが使っている指文字について学び、指文字で言葉を作って、それを彫刻作品に作っています。今回は、「いきる」と「みらい」という連作品を展示させていただいています。
盲学校の作品は、触って鑑賞していただいて結構です。ゆっくり触っていただいて、触覚でも作品を味わっていただければうれしいです。
会場いっぱいの約320人が集い、熱気ムンムンの中、ろう学校ダンス同好会のリズミカルなダンスで開幕。
水野長志郎奈良県特別支援学校長会長の主催者挨拶に引き続き、一松旬奈良県副知事(第32回国民文化祭奈良県実行委員会 副会長、第17回全国障害者芸術・文化祭実行委員会 副会長)から共催のご挨拶、ゲストとして江川美奈子NPO法人きららの木理事長からご挨拶をいただきました。江川さんは、昨年、総理官邸にて内閣府から「女性のチャレンジ賞」を受賞されました。この賞は、NPO法人や地域での活動などにチャレンジして、輝いている女性に贈られるものです。江川さんは、障害のある子どもたちのために、これまで大いに奔走され、その功績が認められたのです。
いよいよ6人の卒業生、生徒たちの登場です。実に堂々と舞台でアート展へ出展している作品説明を行い、参加者の心へ響きました。本人の言葉は最高です!
ここで、1部終了、休憩。
NPO法人ならチャレンジド
2017年9月9日
アート・就労・暮らしをつなぐフォーラム(2部)
【パネラー】岸本亜矢子 奈良県立明日香養護学校卒業生
古家 仁 奈良県立医科大学附属病院長
高田 知彦 奈良中央信用金庫理事長
仲子 宏 奈良県立高等養護学校長
吉井克礼 奈良県立高等養護学校卒業生(県立医科大学附属病院)
瀬野真実 奈良県立大淀養護学校卒業生(県立医科大学附属病院)
進行:赤川 義之 NPO法人ならチャレンジド理事長
【テーマ】特別支援学校生徒・卒業生と行政機関、学校、事業所、NPOなど地域のつながりから、
既成概念を超える新しい価値観を創造し、
障害のある人が個性を生かして当たり前に活躍できる社会の実現をめざします。
岸本亜矢子さん(明日香養護学校卒)
「うーたん」(岸本亜矢子さん)
4人のパネラー
古家 仁さん(奈良医大病院長)
高田知彦さん(奈良中央信用金庫理事長)
仲子宏さん(高等養護学校長)
吉井 克礼さん (高等養護学校卒)
瀬野 真実さん (大淀養護学校卒)
医大学生
辰巳寿啓・奈良県視覚障害者福祉協会長
◆開催趣旨(進行役:NPO法人ならチャレンジド 赤川義之)
こんにちは。
日本文化の源流の奈良、今、ここ奈良から新たな文化を発信します。
かって1500年前、仏教伝来は、日本文化へ革新的、根源的な変化をもたらしました。
私たちの先祖は、その国際文化を受け入れ、従来の文化と融合させ、そこから独自の文化を育んできました。寛容性、多様性、創造性を持ちあわせていたからこそ、普遍的な豊かな文化を築いてきました。
国民文化祭、障害者芸術文化祭一体開催の意義は、これと同じ意味があると思います。
私は、特別支援学校生徒たちと出会い、そのやさしさ、純朴さ、人間性に共感してきました。変わるべきは、生徒たちの魅力をキャッチできる感性だと気づきました。社会の方が変わらなければと強く思ってきました。
今回、「アート・就労・暮らしをつなぐフォーラム」と掲げさせていただきました。
それは、障害のある人の24時間をめぐる暮らし、つまり人が生きることに焦点を当てることです。
本日のパネラーには、アート展、職場実習、地域の社会参加活動で出会った方々を迎えました。
明日香養護学校卒業生の岸本亜矢子さんは、6年前、明日香養護学校文化祭「橘祭」のポスターで初めて出会いました。アート展を始めようと強く決意した1人です。
医大病院は5年前、高等養護学校生徒を看護補助の職場実習で初めて受け入れ、現在28人を雇用してくださっている病院です。
奈良中央信用金庫は、6年前、高等養護学校生徒の社会参加を真っ先に受け入れ、奈良中央信用金庫本店でのアート展を提案してくださった企業です。
県内特別支援学校10校を代表して、高等養護学校の仲子校長に登壇していただいています。
共通することは、小さな出会いをとても大切にして、人の出会いに共感し、できること、つまり可能性を探る姿勢です。
このフォーラムのテーマは、次のとおりです。
特別支援学校生徒・卒業生と行政機関、学校、事業所、NPOなど地域のつながりから既成概念を超える新しい価値観を創造し、障害のある人が個性を生かして当たり前に活躍できる社会の実現をめざします。
では、4人の方々から報告を受けていきたいと思います。
◆岸本亜矢子さん(県立明日香養護学校卒業生、)
・2006年10月、県立高取国際高校2年生の秋、交通事故にあい、首から下が不自由になる。
入院中、友人へ口で絵を描いたのが始まり。
・2007年6月退院、ひきこもって現実逃避の日々が続く。
・2010年4月、県立明日香養護学校へ転入し、訪問教育をうける。「たくましくて、かっこよく
て頼できる先生です。以来、今日まで何かとお世話になっています。今、私の横にいる先生です」。
・2010年10月、母が脳梗塞発症、約6ヵ月の入院、将来に強い不安感を抱く。
・2012年3月、明日香養護学校卒業。5月、別府重度障害者センターへ入所。自立のためのきび
し訓練を受ける。「なかまがいるんだ!と実感」
・2013年8月、たくましくなって退所。奈良へ帰る。
・2014年4月、母が乳がん発見、「自分がしっかりしなければと思い、できることは絵を描くこ
とお金をかせぐことだと強く思いました」。10月、初めてのカレンダー完成。
・2015年9月、2回目のカレンダー完成。
・2016年3月、先のことを考え、ひとり暮らしを始める。10月、3回目のカレンダー完成。
現在、オリジナルのカレンダー制作、販売など意欲的に活動中。
「この間、奈良中央信用金庫さんには大変お世話になり、ありがとうございます。できれば、通帳、
キャッシュカードに私の絵を採用していただければと願っています」。
「いちばんしたいことは、自分の絵でお金をかせぐことです。かせいだお金を大切なものに使いた
いです」。
「みなさん、来年のカレンダーはライオン丸の物語です。ご購入をお願いします」
【2018年カレンダー】壁かけタイプ2,000円、卓上タイプ1500円 (送料込み、税込み)
【連絡先】639-0251香芝市逢坂8丁目234-6
☎ 090-3719-6492(父親) Fax0745-77-4531
◆古家 仁さん(県立医科大学附属病院長)
2012年、高等養護学校生徒を看護補助の職場実習で受け入れ、現在、卒業生ら28人が就労。
医大学生も参加し、昨年から「特別支援学校と病院を結ぶ!奈良県立医科大学附属病院アート展」
を開催。
◎障害者雇用に取り組んだきっかけ。
(法人化に伴い障害者雇用率が未達成となったこと)
◎受け入れ当初の状況
(学内全体で障害者雇用に対する理解不足 → 障害者が担う業務、就労の場が限定)
◎障害者が担う業務、活躍する職場の拡大
(各部署のトップの理解 個々の能力を把握し、適材適所への配置)
◎障害者雇用への理解のさらなる促進
(障害者が担った仕事の評価 関わる人たち(職員、学生、患者等)との交流機会の拡大
→ アート展の開催)
「障害のある人たちは病院の各部署で、きっちり働いてくれて大変助かっています。今後、できれば今の倍ほどの人たち(50数人)が働ける病院にしたいと思っています」
「学生は、確かに勉強はできますが、障害のある人たちと接し、一緒に過ごすなかで人間を磨いてほしいと願っています。患者さんに寄り添う医者になれるように深く学んでほしいです」
「地域から信頼され、患者と心が通い合う人間味あふれる病院をめざします」。
◆高田 知彦さん(奈良中央信用金庫理事長)
1992年から25年間、障害者との交流や支援活動を継続。2013年から本店ロビーにて「特別支援学校アート展」開催、西和養護・高等養護学校生徒との清掃活動、経営研究会の受付係等で障害者の社会参加を応援。
地域金融機関としてCSR活動も積極的に推推。
◎25年以上続く、障がいのある人たちとの交流・支援~ニッキン賞を受賞
◎社会貢献活動、地域貢献活動は役職員全員の総意で
◎特別支援学校の皆さんとの交流は平成24年にスタート
◎岸本亜矢子さんの活躍が、わたしたち全役職員の願い
◎障がい者雇用に向けて社内風土の醸成を
「岸本さんの絵はとてもかわいくて癒されます。毎日、会社と家で眺めています」「実際、岸本さんと出会い、その前向きかつ意欲的な姿にもふれ、ますます応援しようと思いました」「社員へ岸本さんのカレンダーを紹介したところ、毎年、購入者が増え、昨年は100人を越え、大変、うれしく思っています」「来年、奈良中央信用金庫設立70周年を迎えます。岸本さんから提案のあった通帳、キャッシュカードへのイラストの採用は検討します」「特別支援学校の生徒さんと社員との交流の中で、相互理解が深まっているように感じています。」
「障害者雇用は、かろうじて数字的なものはクリアしていますが、これから、更に取り組めるように努力していきたいです。地域に貢献できる企業でありたいと願っています」。
◆仲子 宏さん(県立高等養護学校長)
2012年から「キラリと輝く!特別支援学校アート展」、昨年から「医大アート展」を開催。知的障害の高校生230人が学び、1年生全員が社会参加活動を体験。その後、個別の職場実習を繰り返し、就労へ。行政、企業、NPO等と連携して、「就職率100%」をめざす。
◎社会参加活動を通じての地域とのつながり
◎アート展へ向けての取り組み
◎アート展からのさらなる拡がり
◎「就職率100%」をめざした取り組み
◆吉井 克礼さん (高等養護学校卒)
私は、奈良県立医科大学障害者雇用推進係の吉井です。高等養護学校卒業生です。
本日は、よろしくお願いします。
私の業務内容は、デイルーム・ラウンジ清掃です。4人でチームを組んで作業を行っています。1
日19ヶ所を清掃するので、かなり体力がいる仕事ですが、仕事は楽しいです。
ディルーム・ラウンジ清掃をして、良かったことは、いろんな方と出会えたことです。そして、患
者さんや職員の皆さんに、「ありがとう」とお礼を言われます。
心がけでいることは、点滴支柱棒をもっておられる患者さん、車いすに乗っておられる患者さんに
は、作業中、移動中には気をつけています。
これから、他の仕事にもチャレンジしていきたいと思っています。
本日は、ありがとうございました。
◆瀬野 真実さん (大淀養護学校卒)
奈良県立医科大学障害者雇用推進係の瀬野真実です。よろしくお願いします。平成28年10月か
ら医大で働いています。
仕事は、タオル折りで、おしぼり、清拭、三つ折りを折っています。院長室、隣の会議室とパソコ
ンの部屋の掃除が好きです。車いすの掃除も好き! 外来の環境整備の掃除も好き!エコキャップ
回収は一人で気をつけて行っています。
エコキャップ回収に行くと、職員の皆さんが喜んでくれて、「ありがとう!」と言ってくれるので、
僕は嬉しいです。
草ひきの作業もしています。軍手をつけて、きれいに草ひきをしています。花に水やりもしていま
す。花を植える作業もしています。シュレッタをしています。ホッチキスに丸つけをしています。
お給料もらったら、いろんな本を買います。
これからも仕事休まないで、一生がんばります!
本人、病院、企業、学校からアート、職場実習、就労、社会参加活動の出会いの中で共感、大きな自信となり、その後の転機、成長へと至る報告がありました。参加者の医大学生、奈良県視覚障害者福祉協会・辰巳寿啓会長が感想を述べられ、あたたかい雰囲気で共感のフォーラムを閉幕いたしました。
小さな出会いを大切にし、共感から新しい関係、価値観が確実に生まれてきています。
NPO法人ならチャレンジド
2017年9月13日
奈良県視覚障害者福祉協会役員が来場
~キラリと輝く!特別支援学校アート展2017~
●2017年9月9日、13日 ●奈良県文化会館
奈良県障害福祉課の紹介で奈良県視覚障害者福祉協会を訪問し、アート展のご案内をいたしましたところ、辰巳寿啓会長、井澤みゆき理事がアート展へ来場してくださいました。
点字のパンフレットを盲学校の先生方のご協力で準備し、盲学校生徒、ならチャレンジド役員が作品の説明、案内役をさせていただきました。生徒・卒業生たちの個性豊かな作品を一緒に楽しむためにできるだけ作品に触っていただくとともに、作品の魅力を説明させていただきました。
辰巳会長、井澤理事は喜んでくださいました。
絵の魅力をいかに伝え、共有できるか――とても難しく、見える人が作品の何を見て魅力を感じているのかが問われます。今後、奈良県視覚障害者福祉協会の方々とお付き合いする中から、多くを学んでいきたいと思います。
NPO法人ならチャレンジド
2017年9月9日
奈良養護学校、盲学校生徒が司会
~キラリと輝く!特別支援学校アート展2017~
●2017年9月9日 ●奈良県文化会館
アート展オープニングの司会を奈良養護学校、盲学校生徒が行いました。
NPO法人ならチャレンジド
2017年9月21日
2200人のご来場ありがとうございました!
~キラリと輝く!特別支援学校アート展2017~
●2017年9月21日 ●奈良県文化会館
●川田海くん(西和養護学校高等部2年)、イラスト原画作者
9月20日、キラリと輝く!特別支援学校アート展2017は閉幕いたしました。
期間中、小さな展示室へ多くの方々がご来場くださり、新しい出会い・交流・共感から新しい関係性、価値観が生まれてきています。
奈良県内はもとより大阪、京都、高知、鹿児島、東京をはじめとする全国各地、中国、韓国、アメリカ、ドイツ等の世界から来てくださいました。
生徒、卒業生が自信と誇りを深め、大きく成長しています。誠にありがとうございました。
NPO法人ならチャレンジド
2017年9月9日
参加者の感想
~アート・就労・暮らしをつなぐフォーラム~
●2017 年 9 月 9 日 ●奈良県文化会館小ホール
フォーラムへ320人が参加してくださり、52人から共感、応援のメッセージをいただきました。 ありがとうございます。
江川理事長の話は本当に心にしみました。 (企業関係者)
NPO法人ならチャレンジド
2017年9月21日
来場者の感想
~キラリと輝く!特別支援学校アート展2017~
●2017年9月21日
期間中、キラリと輝く!特別支援学校アート展へ2200人が来場され、149人から共感、激励の感想をいただきました。ありがとうございました。
切り絵はカラフルでとても良い配色で好きです!「たんぽぽ野原」の絵は、娘が「カワイイ~!」とさけんでいました♡
タイヤホールの絵も力強く良かったです。