活動日誌 2019年 11月
2019年11月3日
大石夢都さんが優秀賞
~第34回奈良県高等学校総合文化祭~
美術・工芸部門(令和元年度十津川巡回展推薦作品)
●2019年11月3日
【作 品】インスピレーション鳥獣花木図屏風 「ぞうさん描く?」「かく!!」
大石夢都(ゆめと)さん(奈良西養護学校高等部3年)
【主催者】奈良県高等学校文化連盟・奈良県教育委員会
大石夢都(ゆめと)さん、優秀賞おめでとうございます。
「ぞうさん、かいた!」完成した絵を前に大石夢都さんは担任の三野直子先生の方へ振り向いて報告しました。
「大石さんが、作品が完成したことを言葉で伝えてくれたのは初めてでした。そこに立ち会えたことは教師冥利に尽きとても嬉しかったです。」と、三野先生は話しました。三野先生は動物の絵を描くことが好きな大石さんに若冲の絵を見せ、「描いてみる?」と話しかけるも興味を示しませんでした。ある日、大石さんはじっと若冲の絵を見つめるや否や、絵を描き始める。一番に描いたのは象でした。若冲を自分の中に取り入れ表現するまでに時間がかかったようです。描き始めると一頭一頭を描くことを楽しむように眺めたり、時には笑ったりしながら完成させました。
絵が大好きな大石さんは、いつも絵を描いています。最近、大石さんは、授業中は絵を描かないルールを守ることができるようになり、日々の暮らしにメリハリが持てる等、絵を描くことで成長しています。絵を描くときは集中し、とても充実した表情です。
卒業後も楽しい絵を描き続け、将来は個展が開催されることを期待しています。
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