活動日記  

県・県教育委員会・ならチャレンジドの恊働事業「地域社会で生きる!」特別支援生徒の社会参加および就労支援

活動日誌 2024年 7月

2024年7月 22日

~障害者雇用推進にむけて~

西村高則副知事が県立医大病院視察

=県・県教育委員会職員7名同行=
●2023年7月22日

西村高則副知事(前列左から3人目)、松山善之医大理事(同4人目)





西村高則副知事、県・県教育委員会職員7名は県立医大病院を訪問し、人事課のパソコン業務、医療サービス課の事務補助業務、病理部の標本整理業務、病棟の看護補助業務に従事する障害のある係員の就労現場を視察しました。
視察後、西村副知事、県・県教育員会職員は精神、発達、知的障害のある係員6名(勤続10年以上)らと懇談し、積極的に質問をして思いなどを聴きました。
◎どんなとき、働きがいを感じますか?
係員は「“ありがとう”“助かるわ”と言ってくれたとき」「頼りにされたとき」「ミスなく仕事ができたとき」等、自信たっぷりに返答しました。
◎人間関係がしんどくなる理由を教えてください。
係員は「思っていること、本当のことを言ってくれない」「言い方がきつい」「肌で感じます」等、生の声を伝えました。
◎困ったときは誰に相談しますか?
係員は「岡山さんに相談します」「岡山さんはしんどいことを聴いてくれ解決に向けて動いてくれます」と岡山弘美(株)MBTジョブレオーネ代表取締役への絶大な信頼を明言しました。
 平島規子看護副部長は「係員を働く“なかま”として受け入れ、係員ができる仕事を捜してきました」「係員はなくてはならない存在、チーム医療の一員として感謝しています」と医療現場の実情を話しました。
 岡山さんは「1カ月の実習をして、本人の得意を見極めることが重要です」「できる仕事は任せて感謝することが基本です」「係員へは“自分の気持ち(しんどいこと)を言えるようにしようね”といつも言っています」「問題点を明確に指摘し、改善に向かって動くキーパーソンが現場には必要です」と障害者雇用の核心を指摘しました。
 県、県教育委員会のみなさんが今回の視察の成果を障害者雇用現場、県の施策へ返されることを期待しています。

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