
活動日誌 2025年 5月
2025年5月20日
川島亜喜良 奈良県総務部長が県立医大病院視察
~病理部、医療サービス課、病棟、タオル折り~
●2025年5月20日





川島亜喜良県総務部長、県行政・人材マネジメント課長は県立医大病院の就労現場を視察しました。
障害のある係員はいろいろな部署の作業をして、自分に合った今の作業に至っていました。仕事にやりがいを持っていることを強く感じます。現在、31名の係員が就労。
【病理部】
係員は患者さんの標本整理業務を担っています。治療のための重要な情報がつまっており、とても細かな作業を正確にしています。しかも標本を番号順に整理するなど職人のような仕事ぶりです。担当職員は「とても助かっています」と大絶賛。
【医療サービス課】
係員は患者さんへの発送業務やパソコン入力等の事務作業を担っています。丁寧で正確な作業なので担当課は安心して任せています。係員は薬剤部で午前中、医療サービス課で午後の勤務です。
【病棟】
新規採用の係員は職場実習を3回(各1週間~2週間)して採用。看護助手さんとペア―で病棟のベッドメイキング、備品補充、器具洗浄、清掃などの看護補助業務を担っています。係員は「仕事は楽しい。わからないときは聞く人がいるので安心です」と話していました。
就労して6年2か月になる係員は任されて一人で作業をしています。
「病棟のいろんな作業をしてくれるので助かっています」と看護師長さんは話していました。
【タオル折り】
就労して12年目の係員。汚れたタオル、生地が薄くなったタオル、ほつれたタオルを取り除きながら作業をしています。係員はすべて自分たちの判断で行ない、病棟からの注文に対応しています。
「1時間にタオル100枚折る」のが採用の最低条件です。係員は実習生の教育担当も担っています。
川島部長は「みなさん、とても生き生きと働かれています。県庁の課題は如何に仕事を切り出し、その方の得意なこととマッチングさせるかです」と感想を話されていました。
今回の視察が県庁の障害者雇用推進へつながることを期待します。
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