活動日記  

県・県教育委員会・ならチャレンジドの恊働事業「地域社会で生きる!」特別支援生徒の社会参加および就労支援

活動日誌 2025年 6月

2025年6月29日

NPO法人設立15周年! 記念講演
主催者あいさつ

●2025年6月29日

こんにちは。
今日は、こんなにもたくさんの方々が来てくださりうれしいです。ありがとうございます。
「職場実習から就労へ」今回の記念講演のテーマです。
なんとチャレンジド、南奈良総合医療センターのみなさまと高等養護学校生徒が織り成す職場実習でした。途中で生徒がしんどくなったとき、生徒ができる作業だけに絞ってくれました。「しんどいことは言ってね」「わからないことは“わからない”言っていいんだよ」といつも声かけしてくれたのが大きな力になりました。生徒はがんばることができ就労へつながりました。
生徒が成長する!
それは実習に限らず、就労後もたくましく成長する姿を感じることができます。
この原動力はどこから来るのでしょうか?お互いの信頼関係に尽きます。
ぜひ、今日の記念講演の中でそのあたりをつかみとってくだされば、ありがたいです。

お陰様でNPO法人設立15周年を迎えました。
2010年、わずか7名の立ち上げでスタートしました。
私は特別支援学校生徒から生きる勇気、希望をいただきました。世の中は本音と建前を使い分けるということが私はわからず、随分と生きづらい社会だと感じていました。それに比べて、生徒は正直でわかりやすく、一緒にいるのが楽なんです。
生徒たちに人としての基本、本質を教えられました。
生徒たちはきっちりあいさつをする、思った気持ちを正直に言う、好きなこと=ものづくりや音楽、絵などを集中して続ける、こんなところに心引かれ共感しました。
生徒たちの魅力に気づき、私たち社会の感性が変わらねばと強く思いました。私にとっては支援という言葉は、どうもしっくりときません。共感ですね!
ならチャレンジドは特別支援学校と行政・企業・地域社会をつなぐ「橋渡し役」となり、生徒が社会参加活動と職場実習できる機会をつくることに徹しました。収益事業はしなく、100%ボランティア活動をしてきました。
生徒たちのがんばりは開かずの扉をどんどん開けてきました。
「待ってました!」と言わんばかりに行政、教育、企業の方々が正面から、あるいはこっそりと扉を開けてくださいました。15年の取り組みで多くの活躍できる機会が増えました。 
  誠にありがとうございます。
本日の講演会は、私の自慢のひまわりメンバーと高等養護学校生徒が運営します。
当事者が主役です。
障害のある若者が社会のど真ん中で主役になる!そんな社会を願って、私たちは今後も障害のある若者と歩み続けます。引き続き応援をお願い申し上げます。
以上をもちまして、主催者の挨拶とさせていただきます。

2025年6月29日

NPO法人ならチャレンジド
理事長 赤川 義之