
活動日誌 2025年 7月
2025年7月11日
春木智博 奈良県福祉保険部長らが県立医大病院視察
~タオル折り、シュレッダー、病理部、病棟、室内作業~
●2025年7月11日







春木智博県福祉保険部長ら4名は県立医大病院の就労現場を視察しました。
現在、32名の係員が就労しています。
【タオル折り】
就労して12年目の係員。患者さんの体をふくタオル、おしぼりの2種類のタオル折りをしています。おしぼりは巻く作業が難しい。
汚れ、生地が薄い、ほつれたタオルや髪の毛を取り除きながら作業をしています。係員は自分たちの判断で行ない、病棟からの注文に対応しています。
【シュレッダー】
就労して9年、8年の2名。各部署へ書類の回収へ行き、まとめてシュレッダーにかけます。書類以外のゴミを取り除き、書類のホッチキスを外してからシュレッダーにかけます。
「仕事は暑くて大変ですが、やめたいと思ったことはありません」と話していました。
【病理部】
就労して12年の係員。いろいろな作業を経験して病理部の標本整理業務に上手くマッチングしました。標本を番号順に整理するなど細かく、丁寧な職人のような仕事ぶりです。担当職員は「とても助かっています」と大絶賛。
【病棟】
久しぶりに養護学校からの採用。就労して3か月ですが、学生時代先輩たちから的確な業務指導を受けたことで、病棟師長、看護助手からはとても頼りにされています。係員はベッドメイキング、備品補充、器具洗浄などの作業を任されてひとりで作業をしています。「病院で働きたかったので、うれしいです。仕事は楽しい」と話していました。
【室内作業】
就労して2カ月、3年の係員。病棟、薬剤部、検査室等からの注文をうけて、様々な細かな作業をしています。不織布のカット、薬袋の作業、器具の組み立て等です。誰かがしなければいけない現場作業を支えています。「楽しいです」と笑顔で話していました。
現場視察後、春木部長らは岡山弘美代表取締役(株式会社MBTジョブレオーネ)と意見交換しました。
春木部長は「とても生き生きと働かれているのが強く印象に残っています。現場の関係性がいいからだと思います。今後、障害者福祉施策を推進するにあたって参考とさせていただきます」と感想を話されていました。
今回の視察が障害者雇用推進へつながることを期待します。
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