活動日記  

県・県教育委員会・ならチャレンジドの恊働事業「地域社会で生きる!」特別支援生徒の社会参加および就労支援

活動日誌 2025年 10月

2025年10月26日

住岡亮征さんのレポート

~ひまわり10月例会~
●2025年10月26日 ●すみれホール 【レポート】住岡亮征さん(21歳、ライフ国分店、県立高等養護学校卒)
原典子さん(ライフ国分店、店長)
【受付】県立高等養護学校1年生
【参加】ひまわりメンバー9名、支援者等20名




住岡亮征さんは生活や仕事について報告しました。
「さいたま市立植竹小学校へ入学し、1年生の10月から大和高田市立磐園小学校の“なかよし学級”です」
「県立西和養護学校中学部へ入学し、キックベースボールチームに入りました。高校3年まで続け、近畿大会で兵庫、和歌山へ行きました。生徒会の役員もしました」
「吉本新喜劇の“すち子”にはまり、なんばグランド花月へも行きました」
「中学2年、3年は高等養護学校へ入るため、学校の先生が問題を作ってくれ、毎日、家で勉強しました。小学3年から母にきびしく漢字、計算の勉強を見てもらっていました。そんなおかげで、高等養護学校へ入学できました」
「電車通学が楽しかったです。1年生の体育大会、若杉祭がいちばんの思い出です。それ以降はコロナで行事がすべてなくなりました。生徒会で書記になり、生徒会の司会を2回しました。3年間欠席なし、皆勤賞をもらいました」
「きんてつ鉄道まつり、香芝冬彩などのボランティアに参加して楽しかったです」
「小さいころからスーパーへ行き、お店を見るのが好きでした。新聞のチラシ広告をいつも見ています。中学生のとき、オークワで野菜づめなども体験しました」
「高等養護学校の1年生のとき1回、3年生徒のとき3回、ライフ国分店で職場実習をしました。商品を並べるのが好きになり、お店の雰囲気がいいので、ここで働きたいと思いました」
「3年7カ月、食品部門で働いています。8時~16時、火木の週休2日、時給です。ひとりで判断して作業をしています。食品の品出しや前出し、特売品の品出し、値下げシール貼り、賞味期限のチェック、処分などです」
「社員さん、パートさん、みんながやさしいです。駅からすぐに店があり、通勤が便利です。月曜日に新商品を見られるのが楽しみです」
「“ありがとう”とお礼を言われたとき、お客様に商品の場所を聞かれて案内ができたとき、やったことのない作業ができたときは、とてもうれしいです」
「冬は冷えるので指がしもやけになる。夏は飲料がいっぱい売れて運ぶのが重い。こんなことは少し、しんどいことです」
「知らない商品をお客様に聞かれたときは、“すみません。少々、お待ちください”と言って、他のスタッフを呼びに行きます」
「後輩の皆さん、わからないことは周りの人に聞いてください。まだやっていないことに挑戦をしてください」
「職場のみなさん、いつもお世話になり、ありがとうございます。これからも新しい挑戦をしたいので、ご指導をよろしくお願いします」
「将来の夢は、行ったことのない都道府県へ旅行することです。北海道で味噌ラーメンを食べる、地方でしか走っていない電車に乗るなどです。また、西大寺、上本町等、電車が走っている所でひとり暮らしをしたいです」
  
原典子さん(ライフ国分店、店長)は住岡さんの働きぶりをほめる講演でした。
「住岡さんは入社以来、とても成長しました。①仕事に対する責任感があります。②人手の足らない所を見つけると自身の判断で支援に駆け付けます。③指示待ちでなく、自身で考えて仕事をしてくれます」
「住岡さんの評判はいいです。①勤務態度が真面目です。②お願いした仕事は嫌な顔せず快く引き受け、必ず最後までやりきります。③安定して出勤します。自己都合で休むことがありません。などと職場のみなさんから聞いております」
「私は7月に国分店へ転勤してきました。今回とてもいい機会になり、住岡さんと話すきっかけになりました。住岡さんは気楽に私に相談してほしいです。真面目な住岡さんには期待しています。発注や売価変更など新しい作業にチャレンジしてください」
レポートを受けて、7名から質問や感想がありました。
その後、フリーマーケット、記念撮影をして楽しい一時でした。

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